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みかんのつぶやき。植物とか妄想とか愚痴とか情報のゴミ。

在来種と外来種のイロイロな話し

アメリカオニアザミは1957年

ヨーロッパから輸入した牧草に

紛れ込み北海道に根を下ろした。


厄介な外来種のようだ。

繁殖力の高いアメリカオニアザミは

牛たちの食べる牧草を追いやって茂っていく。


とても硬い棘があり、牛は

アメリカオニアザミを食べないので

どんどん生息地域を広げている。


除草するにも鋭い棘のせいで、手を

怪我をする可能性がある。

素手では触れられない。

草刈機で刈ったとしても、根が

残っていていれば2カ月程でまた茂る。

放牧地では、除草剤の使用は禁止

されているので駆除は大変な手間だろう。


もし、庭にでも生えてきたら幼児や犬を

傷つける。

以前何かの写真で長い針金の先を丸く円を

作りその丸い部分にアメリカオニアザミの

茎を挟み込み抜根している人を

見たことがある。


いくら綺麗でもかわいそうでも

この植物は駆除しなければならないと思う。



オオキンケイギクは

北米原産の植物で、明治中期に

観賞用として日本に持ち込まれた。


繁殖力が旺盛で強健な植物であり、

冬季のグランドカバー効果が高いことや

花枯れ姿が汚くないなどの理由から、

第二次世界大戦後(1945年以降)には、

道路法面や公園等の緑化に利用され、

緑化用ポット苗も流通した。


繁殖力の強さから1970年代には野生化が

確認されるようになり大群落をつくることから、

在来種との競合が懸念され、

2006年に特定外来生物と指定されるように

なった。


このような経緯は人間の愚かさ、

傲慢さを感じるが

在来種が多種絶滅するのが忍びない。

それは絶対に阻止したい。


オオキンケイギクよすまないと

詫びながら駆除するしかない。



西洋タンポポは今や日本中の

コンクリートに囲まれた街で良く

見かける。

かたや、日本タンポポはドコゾの山奥に

追いやられてしまって、その数もすくない。

日本タンポポは春しか花を咲かせない。


西洋タンポポは生育可能場所が多く、

他の個体と花粉を交雑しなくても

種子が出来るし、春だけでなく、夏、秋にも

花咲かせ繁殖する。


今のところ残念ながらタンポポ戦争は

西洋タンポポの勝ちのように見えるが

そうとも言いきれないかもしれない。


日本タンポポは敢えて

山奥で繁殖し西洋タンポポとの

競合を避け何とか生き抜くかもしれない。

(個人的な願望で妄想かも)

日本はやっぱり、街よりも山の方が

多いし、、、、。



セイタカアワダチソウとすすきの

関係も面白い。


セイタカアワダチソウは

北アメリカから観賞用として輸入された

花期は秋で、濃黄色の小さな花を多く付ける。

種子だけでなく地下茎でも増える。

アレロパシーを有する。


アレロパシーとはある植物が

他の植物の生長を抑える物質(アレロケミカル)

を放出したり、あるいは動物や微生物を防いだり、

あるいは引き寄せたりする効果の総称らしい。

私も良よくわからないが、、、


これまでセイタカアワダチソウに

押され気味だったすすき。


けれど、最近、すすきが勢いを取り戻して

いるように見える。


これはまだ、確定的な事ではないのだが、

すすきはセイタカアワダチソウのアレロパシー

(毒)に耐性を持ったのではないかと噂されている。


そういえば、セイタカアワダチソウを

邪魔するように取り囲むすすきの姿を

よく見かける。


これからどうなってゆくのだろうか。

興味がつきない。




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