先日、久しぶりに山に登った。
コロナ禍のおり、アウトドアの
娯楽が人気。沢山の人がいた。
6人の男性の集団と
抜きつ抜かれつの登りとなった。
集団は2人の先導役（おそらく60代）
と40代とおぼしき4人の方達。
先導役2人は足取りも軽く、息もきれず
登って行く。
後の4人の内2人は息があがり、ハァハァと
口呼吸をしている。
そうだろうなぁ。
40代といえば、会社で一番こき使われる年代。
運動なんてする暇もないだろう。
でも、横目でチラリと
見ると二人ともジムにでも
通っているような筋肉質の身体。
筋肉量と心肺機能は比例しないのかな。
そんなことはないよね。
筋肉トレすれば心肺機能も
向上するはずだよね。
そんなこと考えながら、
私、40代の男性と渡り合える体力
あるんじゃない?
と自惚れる。
その自惚れをぶち壊してくれた
のは下り。
下りは慎重に歩くっていうのもあるけど、
家族連れが一組。
おっと、もう一組。
あれ、また一組。
スイスイと追い抜いて行く。
それも、小学生連れだったりして。
正直、三組目の家族連れには
道を譲りたくなかった。
そうこうしているうちに
後ろから、タッタッタッ
と運動場を走っているかの様な
軽快な足音が聞こえる。
とっさに道を譲る。
若人が凄い速さで下っているのである。
絶妙な脚の運びとバランス感覚。
トレイルランの練習でもしているのだろうか。
とても真似できるものではない。
若い年代と張りあおうなんていう
無理は捨てるべし。
見栄は捨て去るべし。
お陰で、深い深い悟りを得る事が
出来た休日となった。
チャンチャン
