両親はずっと喧嘩ばっかりしていた。父が浮気をして、相手の女から電話がきたとか、昨日夜殴られたとか...
子供にそんな話ばっかりしていた。
父は左官業をしていた。夜は日本酒を飲みながら広島カープを応援していた。
まだ、幼稚園くらいだったか、弟と3人で2階建ての小さなアパートの部屋に行った。二階の窓を覗くと派手なお姉さんが 何歳❓️ って聞いてきた。
家に戻った方がいいよって。
そう、母親は私たちを連れて家出をしたのだ。
仕事が合わなかったのか わからないけど3日後には家に戻った。
お父さんには内緒だよって...
何が内緒なのかわからんけど、父にいろいろ聞かれたけど何も言わなかった。
それからも、浮気だの喧嘩だのがあって、ある夏 久しぶりに帰ってきた父が
皆でスイカを食べてると、俺の分がないと言って まるごとのスイカを廊下に叩きつけた。
そしてまた出ていった。
そんなこんなの毎日だから、母親もストレスの捌け口がなく、いつもピリピリしていた。
その頃から母親が好きではなかった。
同時に弟が大きな病気になり入退院を繰り返していた。が、相変わらす父は酒と女ざんまい 弟を見舞うこともなかった。
私の楽しみは隣のお兄ちゃんと遊ぶことだった。砂鉄を集めるって砂のなかに磁石を入れて少しずつ集めていた。
けど、そこに私はたくさんの砂利を入れて怒られた。
でも、構ってくれるのが嬉しくて何度もやって...
家族と呼べる人たちはいたけど、いつも一人だった気がする。
母親に構ってほしくて、甘えたかった...
ぎゅーって してくれるだけで良かった。
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