湘南空手道連盟OB会

104  同伴喫茶

「ちょっと話がある。人混みは避けたい」

と言って及川から連絡があった。

及川に誘われて順子は嫌がったが3人で同伴喫茶に入った。

アングラな雰囲気でヤバい感じがした。

「さとみの件?」

「まあね」

あれこれ話しているうちに順子が ねむそうだった。

「疲れてんじゃない?」

「少しね。なんかだるい」

そのうち本当に寝てしまった。

『やれやれ、疲れてるのに悪かった』

と思っていたら

いきなり及川が

「村田、やっちゃえ」

「ああ?」

「何言ってんだ。張り倒されるよ」

まだ事態を把握していなかった。

「大丈夫、しばらく起きないって」

もしかして?

「おい?なんかしたのか?」

「これ」

銘柄も何もわからなかったが睡眠薬だというのは
すぐ想像がついた。

可愛い顔して寝ている。

及川が追い打ちをかけた。

「チャンスだよ。好きなんだろ」
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「悲願熱涙編」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事