湘南空手道連盟OB会

188 新年初稽古

武蔵小杉下車 

川崎市中原区 今井小学校体育館

ここで日、火、金 稽古が行われていた。

渡辺支部長を待っている間に門下生が集まって来た。

しばらくして気がついた。

「あれ?こいつら」

そう

三ツ池公園で稽古していた謎の空手軍団である。

そのうち渡辺支部長が現れた。

「渋谷で稽古されていたそうだね」

「押忍」

知らない人が見たら空手やってる人には見えないだろうが

俺は覚えていた。

「じゃあ着替えて」

見学だけですが

と言える雰囲気ではなかった。

有無を言わさず入門である。

少年部もいるというのになんと暗い雰囲気だ。

もくもくと準備体操

そして基本稽古が始まった。

覚悟はしていたが雰囲気が違う。

真樹門下で本数こなしていたが

これは本数の問題ではない。

基本もびっちり。

移動稽古もまた長い。

型に入って息抜きできるかと思いきや

太極Ⅰだけで10回

その調子で平安までやるのだ。

腕立て伏せも腕立てだけではない。

正拳中段突き30本と交互に拳立て伏せを30回

5セット

へばってるときにはキツい。

 大変なとこに来てしまった。

正月気分などカケラもない。

 やっと小休止

何を言い出すかと思ったら

「立小便しとけよ」

なるほど

次は組手である。

 知ってる顔の二人が前に立った。

黄帯を締めているが三ツ池では黒帯締めていた。

まずは短髪の精悍ないかにもキックが強そうな人だ。

回し蹴りがすごい。

中に入って力を逃がすのが目いっぱい

次から次へと飛んでくる。

体重が軽いからパンチは何とか耐えられるが

とにかくキレが凄い。

 高橋行男氏は後に大和道場で山口竜氏を育てる強豪である。

もう一人の黄帯は高橋氏よりキレは落ちるが一発一発が重い。

なんとか中に入ってやり過ごそうとしたら

掴まれて振り回されて転がったところで踏みつぶされた。

とにかく地力が凄い。

そうとう稽古しているだろう。

 この三橋富治夫氏は第8回全日本でタイ選手最強のガリムバン・スリブス選手に敗れるが

真っ向から攻撃受けても下がらずに戦っていた。

とにかくとんでもない二人だった。

 なんだかんだと3時間近く稽古してからやっとお汁粉を頂いた。

この稽古を普通にやっていたから

木元選手や鈴木国博選手のような強豪を輩出したのだろう。
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