後期高齢者の旅とひとりごと

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死後離婚が増えている

2016-09-22 10:35:01 | 日記・エッセイ・コラム
高齢化社会になり最近特に女性のあいだで死後離婚と
いわれる 姻族関係終了届けを出す人が増えているらしい。
法的には死後離婚は出来ないが、姻族関係終了届けを出す
事により、離婚と同じ効果があり年金、遺族年金なども
もらえるので事実上死後離婚である。
理由は亡くなった夫と同じ墓に入りたくないとか
夫の姑の介護をしたくないとかであり、姑の
扶養義務がなくなるので自分の老後は安泰である。
もし自分が親よりも早く死んだ時のために、
妻が受け取る死亡保険とともに、親が受け取れる
保険に入ることも必要な時代になってきたようだ。
又、死後の納骨については夫婦生きている間に
どうするか決めておくことも必要であり、
昔のムラ社会から続いていた寺の檀家制度も
崩壊している時代であり、核家族社会と
超高齢化が進み、人生の終末に対する価値観も
変わってきたようだ。
今や終末処理がビジネス化され、遺骨についても
遺族が遺骨を預骨業者に預けたり、ネットでチエーン化
された納骨寺へ郵送すれば納骨できるシステムも
できている。
無宗教天国日本死後のことについてはあまり深く
考えないように思う。
結局人は皆土(地球)に帰ってゆく。
近い将来宇宙葬のビジネスがあるかも?

老母平穏死で看取る

2016-09-06 09:02:11 | 健康・病気
長年介護施設に入れて世話をしてきた
妻の老親(あと4ヶ月で満100歳)が平穏死した。
たまたま先日の日本経済新聞のコラムでエコノミストの
川本裕子さんが書いておられたことが、自分が決断したことが
正解であったと思うことができた。
それは、長年介護施設で高齢者の死に関わってこられた
石飛幸三医師が書いておられる 「平穏死を受け入れる
レッスン」について正面からタブーにせまる本であり、
自分には望まない延命措置を、なぜ老親に適用しようと
するのか誰もが逃れられない身近な難題を素直に解りやすく
語りかけておられる。
答えは人それぞれで完璧な答えはない。
ただ、人には寿命があり、老衰は治癒できない。
川本氏は、著者は先端医療と高齢者医療の現場に経験の
ある実践者であり、信念に基づく発言は医療制度の
根本を抉ると
必要なことは真実に向き合う勇気であると
自分自身が経験したことに勇気が必要であった。