Malang Indonesia ジャワ島ぐらし

高原の学園都市マラン。Universitas Brawijayaや街での出来事を綴ります。

Footprints 『浜辺の足跡』 アデマール・デ・パロス

2019-12-26 | Reading, Literature poem song

ブラジルの詩人アデマール・デ・パロスの、「神われらと共に」という詩です。

別名の『浜辺の足跡』のほうがいい感じですね。

曽野綾子女史のベストセラー「老いの才覚」に引用され、有名になった詩です。


夢を見た、クリスマスの夜。
浜辺を歩いていた、主と並んで。
砂の上に二人の足が、二人の足跡を残していった。
私のそれと、主のそれと。

ふと思った、夢のなかでのことだ。
この一足一足は、私の生涯の一日一日を示していると。

立ち止まって後ろを振り返った。
足跡はずっと遠く見えなくなるところまで続いている。

ところが、一つのことに気づいた。
ところどころ、二人の足跡でなく、
一人の足跡しかないことに。

私の生涯が走馬灯のように思い出された。

なんという驚き、一人の足跡しかないところは、
生涯でいちばん暗かった日とぴったり合う。

苦悶の日、
悪を望んだ日、
利己主義の日、
試練の日、
やりきれない日、
自分にやりきれなくなった日。

そこで、主のほうに向き直って、
あえて文句を言った。

「あなたは、日々私たちと共にいると約束されたではありませんか。
なぜ約束を守ってくださらなかったのか。
どうして、人生の危機にあった私を一人で放っておかれたのか、
まさにあなたの存在が必要だった時に」

ところが、主は私に答えて言われた。

「友よ、砂の上に一人の足跡しか見えない日、
それは私がきみをおぶって歩いた日なのだよ


最初にこの詩に出会ったのは、7-8年前の誕生日にバプテスト教会で洗礼を受けた時。

先輩のファミリーからきれいに印刷された物を頂きました。

先日、大学時代からの大切な友人K氏のご家族の介護談をきいて

彼はクリスチャンではないけれど、バプテスト系の大学で4年間共に学んだので、

この詩を贈りました。


週末、昔大好きだった『カヌーライフ』(元カヌーイング)という雑誌が気になり

検索をかけたら、偶然、当時編集に携わっていた方のブログ

同じこの詩を見つけました。

2011年3月11日の記事でした。


不思議な力を感じる出来事でした。


久しぶりにブログを書こうと思い立ち
過去の記事を眺めていたら、またこの詩に出逢いました。
机の脇には教会学校でどもたちと一緒にゲットしたプレゼント
FOOTPRINTと題されたこの詩のノートが....

昨夜は夫と静かなクリスマスを過ごしながら
来し方行く末とちょっぴりの夢語りをしました。
結婚以来やりたい放題の私を支えてくれた連れ合いも60歳。
そろそろ私が彼を背負っていかれるといいな...

Pic:中国雲南省ロロ湖の1コマ Hubby and I were there in 2019 summer






最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。