先日も書きましたがお正月の帰省から東京に帰って来てすぐの1月8日と9日に日比谷のシャンテシネに『敬愛なるベートーヴェン』と『オーロラ』を見に行きました。
『オーロラ』は期待していた以上の何倍も良い映画で満足だったのですが『敬愛なるベートーヴェン』は一体何を言いたいのかイマイチ不明な内容で、『で?それで何?』って感じでした。
耳が聞こえないとか難聴気味だというのは知っていたけど、ベート-ベンの喜怒哀楽が非常に激しい曲調ってこういう境遇からきていたんだという事と、あんなに無鉄砲で毒舌な性格だったとは映画を見て初めて知りました。7年ピアノ教室に通っていて今頃、気付いたんかって感じだけど(笑)。
恋加は子供の時に7年間ピアノを習っていたのでベート-ベンの楽譜の音符的には単調ながらも弾くと喜怒哀楽の激しい曲って面白くてモーツアルトとかを抜いて1番好きな作曲家の部類に入っていたので、こういう人のファンだったんだとチト愕然としましたが・・(笑)。
題名がハッキリしないのですが、ベート-ベンの『運命』もしくは『月光の曲』とかいう曲が好きなのですが難しくて第1楽章しか弾けませんでした。
第2楽章から難易度が高くなって難しくなり曲の雰囲気もガラッと変わって激しくなるのですよね。
恋加は変化を好む性分なので、ベート-ベンの曲のそういう所が好きでした(笑)。
ただ曲から推測するとベート-ヴェンて孤独な人なのかなと、子供の頃から薄々感じていました。
映画では、孤独なベートーヴェンにとって甥っ子は自分の人生全てという感じがした。
甥っ子を溺愛して甘やかしていて、もしも、この甥っ子がいなくなったらベート-ヴェンはもう生きていけないんじゃないかと思った。この映画の内容がどこまで本当かは分からないのですが。
ただBGMが静かな曲ばかりで、期待していた以上に第九のシーン以外に、さもベートーヴェンて曲があまり出てこなくて、その辺は凄く物足りませんでした。
話はあちこち飛びましたが、これってベートーヴェンと弟子のマリアとの間に流れている師弟愛とか人間愛を描いている映画だったのでしょうか?。
見終わった後、何を言いたいのかがサッパリ分かりませんでした。