家族の因習にとらわれていた青年が、ブルース・スプリングスティーンを聴き、新しい世界に飛び出していく話。
王道の青春ものだが、こういうのはいつ観ても気持ちいい。
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カーウァイさんのカット割り遊びに付き合いに来たんじゃないわっ、と前半はイライラしたが、
後半になって戦争に巻きこまれるあたりから面白くなった。
日本軍が迫る中「日本の米は口に合わない」とトニーが香港に亡命し、
妻とも、武術の盟友チャン・ツイィーとも別れ別れになる。
幾多の歳月を経て最後にチャン・ツイィーと再会するシーン、よかったですねー。
「実はあなたが好きだった。でも何も期待しないわ。
秘密に . . . 本文を読む
思わず吹き出して笑ってしまうような異常な人たちが出てくるが、底知れないエネルギーを感じさせる。
本能がむきだしになってるだけと言えばそれまでだが、
これに比べると他の映画は「臭いものには蓋をしてその上に理性という重しを乗せている」ようにさえ思えてしまう。
女性客が多いというのも頷ける。女の性は「男に抱いてもらう」とか「男を喜ばす」とか従属的になりがちだが、
性的な面での自立は精神的自立にもつなが . . . 本文を読む
川口のSKIP CITYで開催の国際デジタルシネマ映画祭の中の1本。
一言でいえば家族崩壊ドラマだが、アメリカで10年映画作りを学んだというトルコ人監督の手腕が光る一作。
タイトルの「コンクリート・ピロウ」とは建設現場で働いていた父が、休憩時間にセメントの袋を枕にして休んだことにちなんでいるそうだ。
苦労は多いが精いっぱい生きていくトルコ人家族の姿が描かれる。
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