
今回はバイクではなく、車の紹介です。
パッと見、アトレーワゴンのように見えますが、「アトレー7」という、7人乗りの普通車なんです。
軽アトレーのボディをベースに、幅5センチ、長さ40センチ拡大し、エンジンを1300ccにしたものです。
バイクに乗れない寒い季節や雨の日、愛犬のレオを乗せてドライブする時は、いつもこの車を使ってます。
「1300ccで7人乗りだと、全然走らないんじゃないの?」って思うかもしれませんが、意外な事に7人乗っても結構力強く加速してくれます。
さすがにエルグランドやアルファードには負けてしまいますが、軽ベースの軽い車体を活かして、80km/hくらいまでなら2000ccクラスのミニバンと同等かそれ以上の加速をしてくれます。
また、軽ベースなので小回りが利き、狭い道や路地でもスイスイ走れてしまいます。
酷道、旧道探索にはピッタリの車だと思います。
さすがに芋谷隧道は通れませんでしたがw
ミニバンにしては燃費も良く、エアコン全開&チョイノリばっかりでも12km/Lを下回った事がなく、エアコンなし&高速道路中心のドライブだと18km/L以上走ってくれます。
タンク容量も46リットルあるため、効率よく走れば一度の給油で700キロ以上走れます。
3列目のシートを畳めば、自転車くらいならラクラク積めてしまいます。
シートもフルフラットにできるので、布団を積んでいけば宿代わりにもなります。
エアコンも前後についてるので、真夏でも寒いくらい効いてくれます。
重たい部品(エンジンやタンクなど)が全て床下にあるため、車高が高い割りにコーナーでも安定してます。
防音対策もしっかりされているようで、シート下にエンジンがあるとは思えないほど静かです。
これはミニバン全体に言えることかもしれませんが、座位置が高いため前方確認がしやすく、車両感覚も掴みやすいので、車庫入れが楽チンです。
などなど、値段の割によくできた車だと思います。
しかし、当然(?)欠点もあります。
私の車はATなのですが、それを制御するコンピュータがあまり賢くないようで、思ってもないところで突然キックダウンしてしまい、一瞬車体が「ドンッ!!」と飛び出してしまうような事があります。
危険を感じるほどのものではないのですが、あまりいい気分にはなれません。
私の車だけかと思ってたら、他のアトレー7オーナーも同じ事を言ってるので、恐らく、コンピュータのプログラムに問題があるのだと思います。
「アトレー7」という名前の通り、7人乗ることを前提に造られてるだけあって、少人数で乗ってると乗り心地が硬く感じられます。
長時間乗ってると、腰が痛くなることも。
一応7人乗りですが、やはり軽ベース。7人乗るとすごく窮屈です
エンジンが運転席&助手席の下にあるため、長時間高速走行をすると尻が熱くなります
80km/hまでは元気に加速してくれますが、それ以上はかなり踏み込まないと苦しいです。
急な上り坂では、エアコンを切らないと上ってくれません。
まぁ、1300ccだから仕方ないか…
などと色々書いてしまいましたが、日本の狭い道にはこれくらいのサイズの車がちょうどいいように思います。
しかし、軽アトレーのフルモデルチェンジを前に、ダイハツのカタログから姿を消してしまいました。
新型「アトレー7」が登場するのか、ただ単に不人気だったから生産をやめたのか…
昔は「ドミンゴ」や「エブリィプラス&ランディ」、「タウンボックスワイド」など、1500cc以下のミニバンが何種類もあったのに、アトレー7を最後に全て姿を消してしまいました。
やっぱ皆さん、デカい車のほうがいいんでしょうかねぇ~。
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