夢のなかで

『だけどね、そう言うけど、心のなかに生き続けるんだよ』

電話の呼び出し音がまた鳴った。留守番電話に入っている伝言では"たいした用事じゃないけど...."と言ってはいたけど、何か特別に伝えたい事が....

それでもやっと電話口に出ることができて用件を聞くと、本当だ。本当にたいした用件じゃなかった。だけど話の続きがまだあった。

"....実はね、ちょっと腹だたしいことがあってね、気がムシャクシャしていたらzionが夢のなかに現れてね、.....結局、夢のなかで慰められちゃった。"

なるほど。長い電話口での話を要約すると、zionが"夢"のなかに現われて気持ちがスッキリしたことを伝えたかったんだ。
う～む。なるほどね。夢のなかに出てくるなんて、確かに"心のなかに生きている"んだ。

Open the front page,
you'll find what she says,
They preserve her memories.

合掌

Do you fancy going for a walk?

"歩きたぁ～い"
それじゃ、朝モヤがかかる朝の陽のなかへ let's go out. だね。

朝露で濡れた葉の上で"朝露玉"が揺れている。朝露が作った一粒の丸い玉に"小さな幸せ"を...。うん！？ 何故この"朝露玉"に"幸せ"を感じたのかな？ そうか、なるほどね。輝ける時間は短いかもしれないけど与えられた"今"という"時"を輝いているから。

そういえば初夏の早朝、夜に降った雨がたくさんの"雨玉"になって群生する草の葉の上で朝の陽を受けてキラキラと輝かせていたっけ。その透明な粒に光るイルミネーションの群が"小さな幸せ"の"大きな"園"を作っていた。

Let's talk about love.
！?...You make me mad? You know about me - I know who I am. So I'm not talking about love.
ふぅ～む。Don't be shy,let's talk.

zionの言葉が".......『「自分のために生きること。自分にできることのために生きること。そして、小さな幸せをいっぱい感じて、それを心の中には入りきれないくらいの大きな幸せになるように」』...."合掌"。

big present

会えた"時"の積み重ねは"短い"けど、この世界のなかで会えたことに感謝

it waves in the air is a pair of red pajamas.

様々な人との出会いの積み重ねは多いけど、同じ場所に立てるのは一人だけ

try to draw lots - you may be a winner. but it's difficult for many.

ヤレヤレ、でもね、こうゆう人達との出合いが難しいんだよね。"夢のzion"号に乗せられたた感謝、座席にいっぱい散らばっているだろうな。きっとね。

about me?
I'ev been given big presents.

そりゃ～、勿論、素敵なプレゼント、手にいれたさぁ。有難う～。

赤いパジャマ

"ふっ"とした時に訳もなく"寂しさ"が横切るときがある。
夜空に輝く星を眺めている訳でも
雨降る日、落ちる雨粒を眺めている訳でもないのに

その年は激流
次の年は緩慢な流れに落ち着いた
こんな月日が流れ、流れている


存在することに違和感を覚えず、存在しないことに違和感を覚える。そんな姿を身近に感じる時もあれば、遠く離れ姿が薄くなる時もある
さてさて、あのお方は今頃何処で何をしている事やら

物干し竿の上で両手を広げ足を伸ばした"赤いパジャマ"。気持ち良さそうに揺らいでいる

ただいま～。

I'm coming.....
Someone's in there?

お団子

ねぇ。十五夜お月さんのウサギさん、このお団子食べにくるかな？ 十五夜の夜、お供えのお団子を前にzionがこんなことを聞いてきた。

オイオイそんなこと真顔で聞かないでくれぇ～。返答に困るじゃないか。

でも、多分、ここまで降りては来ないと思うよ。この日に作るお餅で作ったお団子をお月さんと一緒に食べると思うからね。
"満月"の日になると"ウサギ"と"ウス"がお互いに満足な形で顔を合わせられるから、この時はお月さんにとっても特別の日になるのさ。

Come on！ Dr.Jun！
Let's dance with Moon Rabbit.
Yes,let's！

内緒だよ

いくら出発まで時間があるからといって身の回りの整理をすることはないと思うけどねぇ。だって、思い出は"形"にして残しておきたいじゃないか。

I know something about you. Do you want to know that?
So look at my eyes, you'll find it out in my eyes.

旅発ちかぁ。いつかは来ると思っていたけど思ったより早く来ちゃったよ。だけどこの旅発ちのことはあの人には"ナイショ"だよ。"なぜ？"って言われても答えを返せるだけの理由は持ってはいないんだけどね。ただ"何となく"あの人には内緒にしておきたいんだ。

でも、その日、あの人は見送りに来てくれた。嬉しかった。けどね、どうしてその日が分かったんだろう。

coming soon

"秋の夜長を鳴き通す"秋の虫が鳴き始めた。草木の匂う夏が去り青い空が高くなる秋の始まりだ。

Could you please stop singing your songs? - summer has already gone.
ふぅ～ん。Not yet.

ふっと耳に入った秋の虫達の声が樹木を柔らかく濡らす雨音のなかに溶け込んでいる。
陽がある間はまだミンミンゼミが鳴いているのに、気が早い秋の虫達と、ノンビリしている蝉達。

真夏の海の上の空のなかに消えて行った"夢のzion号"。赤トンボとお戯れの最中かな。

maki's memo

☆Page11 against you☆

ねぇねぇ、この間のあの人のことなんだけど、また聞いてもいい？
あの人ね、あの人の言っていることに異見を言わない"yes-men"にはとっても優しくて、周りから"人ができているねぇ～"と言われて、顔付も恵比寿様になるんだけど、小さなことでも、ひとたび、異見を"耳にする"と今度は苦虫を潰した顔をして結構辛く当たるようになるんだよね。こうゆう人ってどうゆう人なんだろうね。

う～んと、こうゆう人は多分、自尊心が高くて他の人の言うことを理解しようとしないか、理解できずに自分の考えに"かじりついて"いるのか。いずれにしても自分と自分自身との対話ができない人なんだよ。きっと。

Do you love me?
...Excuse me? - would you like to take a taxi?

こうゆう人との接し方はどうすればいい？
"無視"するのかな。
それじゃ"あの人"と同じになっちゃうよ。

Do you love me?
Yes......

嘘は吐きたくないし。困ったもんだ......

a place

zion、君だってなかなか言うじゃないか
夏の空を見上げながら "愛なしでは人は生きてはいかれない" なんてね
この言葉には"賛成～"の手を上げるけど。

I don't want to stay in a world where there's without love.
I want to live in a place where there's filled wiht love.