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新生ドイツ帝国

2015年07月15日 | 安保・国益
某書籍から刺激を受けて。ドイツは2度の大戦で封じられたはずだったのに、気づけばEUの盟主として君臨している。メルケルは既にヒトラーですら成し得なかった欧州占領をやってのけた。新生ドイツ帝国と化したEUの国力は既に米国を超えている。そういう視点で見るといろいろ気づくことがある。

英国のEU離脱騒動も新生ドイツ帝国に併合されることへの拒否感。英国による大陸の勢力均衡戦略は新生ドイツ帝国の出現の前に敗れた。フランスは軍門に下るしかない。中国は、同じく大陸国家である新生ドイツ帝国との結びつきを深めるべく欧州までつながる大陸鉄道を敷設しようとしている。

新生ドイツ帝国を率いるメルケルは米国大統領の言うことなどもう聞かない。対露政策でも対中政策でも独自の戦略を進め始めた。局面によっては米欧対立すらありえる。新生ドイツ帝国の出現の前には露のプーチンも焦らざるを得ない。ソ連邦の再興に邁進するのもそこに理由があるのかもしれない。

日本の動きもこれに連動しているかもしれない。韓国は仲間として失格としてこれを見捨て、特にASEANに接近している。集団的自衛権の成立を念頭に「ASEANの海を守る」と去年くらいに既に約束している。大東亜共栄圏(マイナス中韓)の再興だ。米国すらこれを後押ししているふしがある。

一般には国際社会の動きは昇る中国と沈む米国という米中関係の対比で語られるが、実は違う。その動きの陰に隠れて新生ドイツ帝国が誕生してしまっていた。世界の国家指導者達は実はこの新生ドイツ帝国の出現に触発されて自国の勢力範囲の拡大に突っ走ろうとしているのではないのか。


冒頭に某書籍から刺激を受けて、と書いたが、まだ読んでない。Amazonの書評を読んだだけ。だから書籍名は書かない
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