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米国:パネッタ新国防長官就任 財政規律と国防両立目指す
パネッタ国防長官=2011年7月1日、ロイター 【ワシントン古本陽荘】オバマ米政権で中央情報局(CIA)長官を務めてきたパネッタ氏(73)が1日、23代国防長官に就任した。パネッタ長官は国防総省での宣誓式に臨んだ後、声明を発表。「財政規律と強い国家防衛の両方を成し遂げるよう力を合わせていきたい」と強調し、米軍の優位性の維持と国防予算の削減の両立を目指す考えを示した。もともとは、下院予算委員長やクリントン政権下のホワイトハウスで行政管理予算局(OMB)長官を務めた財政通。議会の予算編成作業を熟知していることから、国防予算の改革に着手したゲーツ前国防長官の後任として白羽の矢が立った。財政削減を進めるオバマ大統領はすでに12年間で4000億ドル(約32兆円)の国防費を削減するよう求めており、その回答で手腕を問われることになる。
作戦面では、国際テロ組織「アルカイダ」との戦いを引き続き重視する姿勢を強調。さらに、オバマ大統領が発表した来年9月までのアフガニスタン駐留米兵3万3000人の撤退、年末までのイラクからの全面撤退が主要課題となる。
日米間の懸案である米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題については、「就任後に検証する」との考えを示しており、計画の見直しを求める上院軍事委員会にどのように回答するか注目される。
毎日新聞 2011年7月2日 10時23分(最終更新 7月2日 10時50分)
http://mainichi.jp/select/world/news/20110702k0000e030010000c.html
記事の紹介終わりです。
キーパーソン:レオン・パネッタさん=米国防長官に就任した
◇下院16年、議会に人脈--レオン・パネッタさん(73)
「彼はワシントンに変革が必要だと国民が強く感じていることを早い段階からよく把握していた」
前回の大統領選挙が本格化した08年2月、米紙にパネッタ氏が語ったオバマ大統領に対する評価だ。
クリントン政権下で行政管理予算局(OMB)長官や大統領首席補佐官を歴任し、もともとはヒラリー・クリントン現国務長官に近かった。だが、大統領選の民主党予備選でヒラリー候補の劣勢が確実となった後は負けを認め、党内融和を優先させるよう訴えた。
09年にオバマ大統領が中央情報局(CIA)長官に指名した直後は、議会内から「経験不足」などを指摘する反発の声が上がった。だが、組織内の人心掌握にはそれほど時間を要さなかった。09年、当時のペロシ下院議長が、容疑者に対する「水責め」などCIAの尋問手法を批判した際、事前に議会側に説明していたことを明らかにし、「議会をミスリードするのはCIAの流儀ではない」と真っ向から反論して組織を守った。
調整能力や交渉能力には定評があるが、強引な手法を嫌う指導スタイルで、米軍の統制が可能か懸念する声も聞かれる。
下院議員を16年務めたこともあり、議会内には広い人脈を持つ。党を超えて顔が広いのは、駆け出し時に共和党下院議員の法律スタッフだったという経歴のおかげでもある。
両親はカリフォルニア北部で飲食店や農場を経営していたイタリア系の移民。【ワシントン古本陽荘】
毎日新聞 2011年7月3日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20110703ddm007030141000c.html
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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