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野田氏に注文山積
民主新代表選出 県関係国会議員支持分裂も結束強調
民主党代表選が行われた29日、同党の県関係衆院議員6人は、投票先は割れたものの、東日本大震災の復旧、復興に向け、代表に選出された野田佳彦財務相のもとでの結束を強調した。野党側からは「政策論議もない党内抗争」との批判が上がった。6人のうち、石関貴史、三宅雪子、桑原功の3議員は2回の投票を通じ海江田万里経済産業相を支持。中島政希議員は1回目で前原誠司前外相、2回目は野田氏に投票した。野田、前原両氏と関係が近い柿沼正明議員は2回目についてのみ、野田氏に1票を投じたことを公表。馬淵澄夫前国土交通相の推薦人として活動した宮崎岳志議員は、2回目の投票先を公表しなかった。
野田氏の勝利について、柿沼議員は「日本全体の再生のため、色々な動きが出てくると期待している」と語り、中島議員も「野党との協調関係を築いてくれるはずだ」と歓迎した。
海江田氏を支援した石関議員は「野田さんの『挙党一致』という言葉を信じて、政権運営に協力したい」と語り、三宅議員も事務所を通じて、「『ノーサイド』の言葉を信じ、全員野球でこの難局を乗り切りたい」とコメント。桑原議員も「みんなで野田さんを支えていく」と語った。
一方、野党側は冷めた反応だ。中曽根弘文・自民党県連会長は発表したコメントで「小沢(一郎元代表)か非小沢という党内権力抗争が優先して、国家の将来像を国民に示すことのない代表選だった」と批判し、みんなの党の上野宏史参院議員は「菅内閣の一端を担い、円高やデフレの問題に十分に対処できなかった野田氏では期待できない。経済が厳しい時に、(野田氏の)増税路線は危険だ」と懸念を表明した。
加藤修一・公明党県本部代表は「震災の復旧、復興では協力するが、(野田氏が目指す)大連立には反対」と明言した。
小菅啓司・共産党県委員長は「国民の意見を聞かず、党内抗争で選ばれた政権は、早々に行き詰まる」と指摘し、小林人志・社民党県連代表は「小沢グループが支持した海江田氏では、国民からの理解は得られなかっただろう。野田氏の当選は妥当」と評価した。
●「推薦人」宮崎議員馬淵氏支援で奔走●
民主党の県関係国会議員6人の中で唯一、推薦人として活動した宮崎議員。29日は、応援する馬淵氏の当選を目指し、奔走した。
同日午前10時頃、宮崎議員は、他の1年生議員に最後のお願いをしようと、慌ただしく議員会館に駆け込んだ。県連所属の桑原衆院議員の部屋を訪ねてチラシを手渡し、「しがらみがないのは馬淵だけ」と支持を訴えるなどし、代表選が行われた都内ホテルに急行。出陣式で「ガンバロー」と拳を突き上げ、投票会場に移動した。
「馬淵さんの思いが通じますように」。投票箱の前で目を閉じ、両手を合わせて祈った後、1票を投じた。だが、結果は24票。「35票以上は確実に取れると思っていたのに……」。小沢、反小沢の争いが激化し、直前に票が動いたという。
「グループに依存しないことの限界なのか」。悔しさをにじませつつ、「増税路線は正しいと思わないが、野田さんも立派な人物。全力で支えたい」と気持ちを切り替えていた。
(2011年8月30日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20110830-OYT8T00064.htm
記事の紹介終わりです。
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。 本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日
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