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全原発で追加安全検査へ 佐賀県知事の懸念、現実に
2011.7.7 02:09
■「再稼働要請何だったのか」
国が全原発に追加安全検査(ストレステスト)を実施すると発表し、菅直人首相が国会で「原発の安全性について、従来のルールだけでは不十分だ」と述べた6日、九州電力玄海原発が立地する佐賀県では、古川康知事が再開判断の延期を表明。庁内では「経産相による原発再稼働要請は何だったのか」と、政府に振り回される状況に憤怒の声が渦巻いた。
6日の衆議院予算委員会の質疑をテレビで見守った佐賀県原子力安全対策課の今村盛史課長は「寝耳に水だ。毎日毎日状況が変わる」と疲れきった様子。
県幹部は「知事の懸念が、最も悪い形で出てしまった。8日の県民説明会や県議会での議論にも間違いなく影響する。経産相が訪問したときとは、180度状況が変わってしまった」とため息をついた。
玄海原発をめぐっては6月29日、海江田万里経産相が佐賀県を訪問し、古川知事は「菅首相は再生エネルギーについて雄弁に語るが、再稼働についての言葉はない」と述べ、再稼働に対する首相の認識をただした。背景には、中部電力浜岡原発の停止要請に代表される菅首相の原発に関する言動への不信感がある。県幹部は「経産相の政治判断に(佐賀県が)応じた後で、菅首相が“脱原発”を打ち出し、国からはしごを外されることを知事は心配している」と説明した。
知事との会談で海江田経産相は「総理と私の間で、意見・考えの違いはない」と強調。古川知事は会談後に「安全性の問題はクリアされた。後は県議会の議論の動向をみて判断する」と運転再開に前向きな姿勢を示しつつも「首相の説明が重要」と念を押していた。
古川知事は6日、県庁内で記者団に「何でこの時期になってと驚いている。菅首相の真意や政府としての統一見解がないと最終判断はできない。はしごを登る前にたたいてみてよかった」と話した。
古川知事は7日に枝野幸男官房長官を訪ね、原発再開や一連の政府の対応について協議する。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110707/sag11070702090000-n1.htm
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。 本稿はその保管用記事です。
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