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中国とアメリカの立場の違い 解決できない問題

2011年01月21日 21時08分00秒 | 保管記事


 

  記事の紹介です。

ウラジーミル フェドルク 21.01.2011, 17:08 
  
 

 中国の胡錦濤国家主席によるアメリカ訪問の結果は、アメリカと中国は、未解決の問題をこれ以上刺激しないことで合意したものの、関係見直しのための「リセット」には至らなかったようだ。
 一方で、オバマ大統領による歓迎ぶりは非常に温かいものとなり、冷戦の再来は防ぐことが出来たようだ。

 記者会見の場においてはオバマ大統領が、「アメリカには、人権問題に注意を向けざるを得ないメンタリティがある」ことを、中国の国家主席に対して謝る場面も見られた。それまで人権問題については「翻訳の問題」として触れることがなかった胡国家主席も、その際にはオバマ大統領に賛同し、人権問題について中国はまだまだ多くのことをしなくてはならない、と認めた。

 人民元切り上げの問題については、オバマ大統領は早期の人民元改革を支持してはいるものの、今回はその問題については触れられないままとなった。

 アメリカ側は、アジアにおけるアメリカ軍駐留が、中国にとっても利益になることを、中国側に説得させようと努めたものの、中国側からの反応はなにもありませんでした。その一方で、両国の国防関係省庁間の連絡再開については、突然、中国側から連絡を再開する声明が出された。その連絡は、1年前、アメリカが台湾に武器を供与したことをきっかけに中断されていた。

 今回の胡錦濤国家主席のアメリカ訪問の前には、台湾はアメリカ製ロケットの発射を行っており、アメリカは中国沿岸に米海軍の空母3隻をしばらく滞在させた。アメリカと中国との間の原則的な立場の違いは解決されておらず、解決されることもない、とロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所のゲンナジー・チュフリン副所長は述べている。

 ―中国は、アメリカとの緊張緩和について、一連の声明と小さな譲歩でもって解決することに努めており、昨年は実際にそのように行動してきた。しかし、そのような中国側の譲歩は表面上のものであり、自らの立場を大きく変えるものではない。経済貿易関係について、中国は、アメリカ議会による制裁措置(アメリカ市場における中国製品への差別)を避けることで、余計な緊張を取り除くことができた。

 中国側は、アメリカ企業に対して自国市場へのアクセス規制を緩和した。またアメリカは、中国に対するハイテク製品の輸出を抑制することはないと約束している。そのようにして両国は、貿易経済摩擦を解決することを目指している。アメリカは経済摩擦の原因を、不当な人民元安によるものだとしている。

 胡国家主席が2006年にアメリカを訪問した際には、中国の経済力は世界第4位だった。しかしいまや、日本を抜いて、世界第2位となっている。また中国はアメリカに対する債権者でもある。

 バラク・オバマ大統領が、胡錦濤国家主席に対して、自らの家族を直々に紹介したことは、2大国の関係変化の指標といえるだろう。
http://japanese.ruvr.ru/2011/01/21/40677573.html

  記事の紹介終わりです。

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