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鬱陵島視察 現場に行かねば分からぬ
2011.7.29 03:07
竹島(韓国名・独島)に近い韓国・鬱陵(ウルルン)島への自民党議員らの視察計画に対し、石原伸晃幹事長が中止をいったん要請した。「韓国の状況が厳しく、身の安全が心配」などの理由からだ。法令に従った渡航をなぜ止めようとしたのか。
鬱陵島は竹島から約90キロ西にある。竹島は日本固有の領土だが、鬱陵島は韓国領だ。8月上旬の訪問を計画しているのは、自民党の「領土に関する特命委員会」のメンバー4人で、鬱陵島の「独島博物館」視察が目的である。
日本の国会議員がその博物館の展示内容を調べ、韓国側の竹島“領有”のアピールの仕方などを知ることは当然の活動である。「身の安全が心配」なら厳重警備を韓国側に要請するのが筋だ。
石原氏は国会日程や政局が微妙な時期であることも中止要請の理由に挙げた。しかし、同じ時期にクウェートなどを訪問する小池百合子総務会長らの海外渡航は認めている。最終的に4人の訪韓を認める方向に転じたが、当然だ。
一方、韓国では、自民党国会議員の鬱陵島視察計画に対し、李明博大統領が入国禁止措置をとるよう指示したと韓国紙が報じた。この対応も問題だ。公共の安全を害する懸念がある場合の入国禁止を定めた韓国の法律に基づく指示とされるが、まず、安全を害されることがないよう警備するのが韓国当局の務めである。
この問題で、自民党の特命委員会委員長の石破茂政調会長は「お互いにどういう主張をしているのか理解することが必要だ。現場に行かなければ分からない」と言っている。その通りである。
鬱陵島は江戸時代、「竹島」と呼ばれ、竹島は「松島」と呼ばれていた。韓国側には、これを混同した見方もある。当時、「松島(現在の竹島)」を鳥取藩の漁民が幕府から拝領し、「竹島(現在の鬱陵島)」へ渡る中継基地などに利用していたことが多くの文献に記録されている。また、昭和26年に調印されたサンフランシスコ講和条約で、日本が放棄した地域として、「済州島、巨文島及び鬱陵島を含む朝鮮」と規定された。調印前、韓国側がこれに竹島を含めるよう求めたが、受け入れられなかった。
日本の子供たちは、竹島と鬱陵島の法的地位の違いや歴史的経緯もしっかり学んでほしい。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110729/plc11072903080001-n2.htm
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。 本稿はその保管用記事です。
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