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孤立する亀井氏 展望見えず 小沢氏の影がちらつき
2012.3.28 23:43
消費税増税関連法案をめぐる民主党の混乱がようやくピリオドを打ち、30日に閣議決定する運びとなったが、最後の壁として立ちふさがったのが国民新党の亀井静香代表だ。連立離脱に息巻くが、国民新党内の同調者はわずか。石原慎太郎東京都知事との新党構想でも主導権を奪われ、つまはじきにされかねない状況に追い込まれた。孤立する亀井氏に起死回生の一手はあるのか。(斉藤太郎)
「至らざる党代表ですけどご理解いただきたい…」
28日昼、東京・平河町の国民新党本部で開いた定例幹部会。亀井氏はいつになく殊勝な面持ちで言葉を選びながら、半時間にわたる大演説を行い、閣議決定反対への同調を求めた。
亀井亜紀子政調会長は賛意を示したが、中島正純国対委員長代理は「まだ早い。消費税法案の衆院採決前に郵政民営化法改正案を成立させられる」とかみついた。多くの党所属議員も同じ思いだ。幹部会終了後、亀井氏は中島氏を呼びつけ説得を試みたが、中島氏は「判断は変わらない」と譲らなかった。
残る切り札は石原新党構想しかない。そう考えた亀井氏は今週に入り所属議員の個別説得に乗り出した。
「4月中には新党ができる。どうせ1カ月後の話だから連立を離脱してもいいんだ。分かるだろ…」
それでも同調者が増えないのは、背後に民主党の小沢一郎元代表の影がちらつくからだ。
27日に都内の中国大使館で開かれた程永華駐日大使との昼食会で亀井氏は自信満々にこう言った。
「石原氏は中国のことをシナと呼んでいるが、新党でも日中関係は心配しないで大丈夫だ。親中国の小沢と一緒にやるから…」
小沢系議員は増税反対派ばかりで選挙基盤も弱い。国民新党が先に連立離脱しておけば小沢系の受け皿になれる-。こう考えたに違いない。亀井氏は親しい民主党議員に電話をかけ「決断するときはオレについてこい!」とさっそく青田買いを始めている。
だが、石原新党の主導権は、すでにたちあがれ日本の園田博之幹事長らに移っており「増税は不可避」として増税反対派との合流を拒む傾向が強まりつつある。しかも石原氏は大の「小沢嫌い」。亀井氏が小沢氏に接近すればするほど「亀井外し」が進行する。亀井氏は28日の幹部会で「政治の状況は常に千変万化、望むようなことにならない」と語った。自らの将来を暗示しているようだった。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120328/stt12032823470011-n2.htm
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。 本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日
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