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ウイグルは「存続の危機」=カーディル議長と会見
都内で開かれた「世界ウイグル会議」第4回代表大会出席のため来日中のラビア・カーディル議長は18日、都内で時事通信とのインタビューに応じた。同議長は「ウイグルは今、存続の危機にある。アジアに(ウイグルの窮状を)伝えるべきだとの運動方針を決めた」と述べ、アジア各国での活動を強化していく決意を語った。
初めて日本で代表大会を開催したことについては「アジアにウイグル問題を伝えていくために、民主的で自由で優しい国である日本を選んだ」と説明。「日本も私たちと同じく中国の侵略や同化策の脅威に直面している」と述べ、日本に協力を求めた。
中国政府によるウイグル民族の中国同化策により、新疆ウイグル自治区に住む漢民族の割合がこの50年間で4%から50%以上に拡大したと指摘し、「自治区の中でも少数民族になってしまった」と強調。「(ウイグル民族の)文化やアイデンティティーが消滅するスピードが移住者の増加で加速している」と危機感を募らせた。
ただ、「中国を怒らせる考えはない。平和的に主張し、一対一で平和的な対話をしたい」とも述べた。
カーディル氏は今回の代表大会で議長に再選された。これまでの活動について「ウイグル問題を世界にアピールする声となり、海外のウイグル人を団結させた。世界の政治家とウイグル民族とをつなぐ懸け橋の役割を果たした」と振り返った。
◇ラビア・カーディル氏略歴
中国新疆ウイグル自治区生まれ。不動産取引や貿易で成功し「中国十大富豪」にも数えられたが、漢族によるウイグル族弾圧を批判し、00年、国家機密を外国に提供した罪で懲役8年の有罪判決を受け服役。国際社会からの批判が高まった05年病気治療を理由に釈放され、米国に亡命した。06年世界ウイグル会議議長に就任。ウイグル人の民族自決権確立を訴え、ノーベル平和賞候補にもなった。11人の子どもの母で、「ウイグルの母」とも呼ばれる。65歳。(時事)(2012/05/19-04:34)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012051800671
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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