記事の紹介です。
前原さんあなたもか…最後は「小沢詣で」
民主党代表選に立候補を表明した前原誠司前外相(49)が24日、対立を続けてきた小沢一郎元代表(69)の事務所を訪れ、出馬のあいさつと同時に支援を要請した。党内最大勢力を率いる小沢氏になりふり構わず接近したが、面会時間は他候補の「小沢詣で」の半分だった。前原氏の後見役の仙谷由人官房副長官も小沢氏と会談したが、物別れに終わった。小沢、前原 両氏が「条件闘争」に突入したとの見方が出る中、鳩山由紀夫前首相は前原氏のすり寄りに警戒感を示した。
前原氏が「脱・脱小沢」作戦に着手した。24日午後5時、議員会館の小沢氏の事務所を訪ね、出馬のあいさつを行った。1対1の場で、前原氏は「立候補します。ご指導よろしくお願いします」と述べた。会談では、代表選終了後は挙党態勢でやるべきとの考えで一致し、マニフェストに対する考え方も「あまり違いはない」(前原氏)という。
ただ、会談時間は10分弱。海江田万里経産相や小沢鋭仁元環境相らの「小沢 詣で」は、20分近く行われており、前原氏はその半分だった。文字通りの「あいさつ」にすぎず、支援などの具体的な話にはならなかったようだ。前原氏は終了後、来た時と同じ淡々とした表情で事務所を出た。支援を得られそうか聞かれると「それは小沢さんに聞いてください」とかわした。
前原氏の「小沢詣で」に先立つ23日の夜には、後見役の仙谷氏が小沢氏と極秘会談。小沢氏と激しく対決してきた仙谷氏が呼び掛けたもので、前原氏同様に代表選後の挙党態勢への協力に理解を求めた。これに対し、小沢氏は「一方的にこちらを排除したのはあなた方だ」と逆に不快感を示し、物別れに終わった。120人を超える党内最大の小沢グループを取り込めれば、勝利の可能性は増す。小沢氏にすり寄り始めた仙谷、前原両氏だったが、作戦初日は不調に終わった。
支援を取り込むには高いハードルが待ち受ける。小沢氏に近い議員は「前原氏が支援を得るには、『条件』をのめるかどうかだ」とけん制する。条件とは、ずばり人事。小沢氏の重職登用や、党のカネを握る幹事長職へのグループからの登用などが念頭にあるとみられる。一方、若手議員は「総理の座と引き換えに小沢さんに取り込まれるなら、前原さんらしさがなくなる」と厳しい。ポストか、信条か。「数の力」は簡単には、手にできない。条件闘争が始まれば、前原氏は苦しい選択を迫られる。
一方、小沢氏は新人議員との会合で、「残された時間で、これだという候補者を見いだす。ベストがいなければベターもある」と、数の力で特定候補を支援する考えを強調した。同僚議員との会談でも意中の名は明かさなかった。それは前原氏か、前原氏以外か。党員資格停止中で、選挙にかかわれない小沢9 件氏が動かす代表選だ。【中山知子】
[2011年8月25日8時16分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20110825-825097.html
記事の紹介終わりです。
■ Site Information ■
■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日
人気blogランキング(政治)にエントリーしました。 => ランキングを見る