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PP:民主、対立根深く 議論の中身に入れず--初総会民主党の経済連携プロジェクトチーム(PT)は14日、党所属全議員を対象にした初の総会を開き、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉参加の是非を巡る党内の議論が本格的に始まった。会合には慎重派が多数出席し、PT役員の人選や運営方法などへの反発が続出。議論の中身以前に「議論の枠組み」を巡って紛糾した。11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議までに結論を出すことも決められず、党内の溝の深さがあからさまになった。【青木純】
会合には約60人の議員が出席した。冒頭の役員あいさつで推進派の仙谷由人政調会長代行は「ここ数十年のグローバリゼーションは避けられない。これに適切に対応するのが日本の生きる道だ」と強調。藤井裕久元財務相も「主要国が国境の壁を高くした時に必ず平和が破れる。これは歴史的事実」と同調した。
慎重派の先頭に立ったのはPT顧問で、国会議員による「TPPを慎重に考える会」会長を務める山田正彦前農相。会場前方の役員席に座るのを拒み、一般席の最前列から発言を繰り返し、「党内の半分は慎重論だが役員構成が公平でない」と役員人事の再考を求めたほか、「国の形が変わる大きな話なので、フルオープンで議論してもらいたい」と総会の全面公開も求めた。
同調する意見が相次いだため、座長の鉢呂吉雄前経済産業相は人事に関し「私の方で配慮して、もう一度考えたい」と応じたが、総会公開については「本音の議論をしたいということで非公開と決めた」と理解を求めた。
結論を出す時期について、役員側は「私たちが選んだ野田(佳彦)首相はAPECで何らかの発言をしないといけない」と求めたが、慎重派は「重要な問題なのでじっくり議論すべきだ」と主張。PTの吉良州司事務局長は会合後、記者団に「APECにこだわらずに議論を進め、参加する、しないではなく、党として何らかの提言ができればいい」と語った。
妥協点は「日本に不利にならない条件をつけて参加を表明する『条件付き参加』」(PT役員の一人)とみられる。小宮山洋子厚生労働相は14日の閣議後会見で、医療分野の外資参入への懸念に対し「プラスになる部分もあるのではないか」と指摘。一方、慎重派の鹿野道彦農相は「情報提供をどうやるか、当然、重視する必要がある」と情報公開の重要性を強調した。
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◇民主党の「経済連携プロジェクトチーム」の役員一覧(敬称略)
《顧問》仙谷由人、藤井裕久、岡田克也、直嶋正行、山田正彦《座長》鉢呂吉雄
《副座長》菊田真紀子、郡司彰、中山義活、大久保勉、長妻昭、高橋千秋、佐々木隆博
《事務局長》吉良州司
《事務局次長》藤末健三
《幹事》武正公一、近藤洋介、福島伸享、緒方林太郎、大野元裕
毎日新聞 2011年10月15日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/biz/news/20111015ddm005020148000c.html
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わが郷や、ネットの記事
2011 10 13 政治家は平時こそ 命がけ 【わが郷】
そのうえTPPなんていう、落ちこぼれの不良の集まりみたいな、環太平洋の時代遅れ国家群のカモにされるのか。日本の野田佳彦政府が農業を捨てるのか、この瀬踏みが当面の課題なのだが、本筋は別にある。なにやらかにやら因縁を付けて、日本経済の美味しい部分に、雨のゴロツキが汚い泥靴を踏み込ませたいのだ。
2011 01 27 『TPPで日本をぶっ潰せ』テキスト版 【unkoiro】
アメリカ主導の現在のTPP参加国。
アメリカ、オーストラリア、マレーシア、シンガポール、チリ、ペルー、ニュージーランド、ベトナム、ブルネイ。(チリ、ペルー、ベトナムを除いて英連邦である)
■ Site Information ■
■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日 人気blogランキング(政治)にエントリーしました。
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