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三菱重と日立、中国でのガスエンジン分散型発電事業で合弁設立2014年 01月 21日 17:00
1月21日、三菱重工業と日立製作所は、中国におけるガスエンジンによる分散型発電システム事業で協業すると発表した。[東京 21日 ロイター] -三菱重工業と日立製作所は21日、中国におけるガスエンジンによる分散型発電システム事業で協業すると発表した。すでにエンジンなど製品販売で実績のある三菱重とエンジニアリング業務を強みとする日立が組み、合弁会社を設立。成長市場での事業拡大を目指す。
中国政府は増加する電力需要に対応するため、環境性に優れる天然ガスを燃料とした5000万キロワット(kW)規模のガスエンジンによる分散型発電システム設備を2020年までに導入する方針を打ち出している。両社の協業により、成長が見込まれている中国でのガスエンジンによる分散型発電システム市場でシェア拡大を狙う。
ガスエンジンによる分散型発電は、火力や原子力などの大規模発電と比べ、エネルギー利用効率が高い。このため、特定の地域向け、ショッピングセンターや工場などの施設向けといった小規模な発電システムとしての利用が期待されており、米ゼネラル・エレクトリック(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)(GE)などが事業強化を図っている。
中国でエンジンや発電セットの販売・アフターサービスを手掛ける三菱重工グループ全額出資会社「三菱重工業発動機系統有限公司」(深セン)の株式のうち35%を日立に譲渡し、2014年中に合弁会社化する予定。本社を深セン、支社を上海に置き、約60人の体制とする。新会社で14年度に70億円、18年度に200億円超の売上高を目指す。
(白木真紀)
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYEA0K04A20140121
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