安倍首相、防衛費増額に意欲 参院予算委

 

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安倍首相、防衛費増額に意欲　参院予算委  
 
  2017/3/2 19:49

 　安倍晋三首相は２日の参院予算委員会で、防衛費について「アジア太平洋地域の安全保障環境を勘案し、財政状況もあるなかで、効率的にわが国を守るために必要な予算を確保する考えだ」と述べ、増額に意欲を示した。「国内総生産（ＧＤＰ）１％以内に抑える考え方はない」と指摘した。日本維新の会の片山虎之助氏への答弁。

 　首相は第２次安倍政権発足から防衛費の増額を続けていると指摘し「米国に高い評価を得たと思っている」と強調した。

 　政府は1976年、防衛費を国民総生産（ＧＮＰ）比で１％以内に抑える「１％枠」を閣議決定。87年度に中曽根康弘首相が撤廃したが、その後はおおむね１％弱で推移していた。だが、民主党政権の2010年度当初予算で米軍再編関係費を含めた防衛費は１％を超えた。第２次安倍政権下でも14～16年度は補正予算分を加えると１％枠を上回っていた。

 　首相は２日の参院予算委で、トランプ大統領が米国防費の増額を唱えたことも歓迎した。「米国がプレゼンス（存在感）をしっかりと確保するだけの軍事力を持つと表明したのは、アジア太平洋地域を考えればプラスになっていく」と語った。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS02H3S_S7A300C1PP8000/

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