「志」の英語教育

英語教育実践について日々の雑感を語ります。

Who do you think it was?

2010-12-10 17:46:37 | 授業
並べ替え作文問題でよく見るのが、疑問詞を使った疑問文の間接疑問に強調構文を絡めたパターン。文法用語で表現しても何のことかよく分からないから具体的な例文で纏めてみる。


まずは、疑問詞が主語になる場合

基本:彼女に電話をしたのは誰ですか。
・Who called her?

X:彼女に電話をしたのは誰か知っていますか。
・Do you know who called her?

Y:彼女に電話をしたのは誰だと思いますか。
・Who do you think called her?

Z:彼女に電話をしたのはいったい誰ですか。
・Who was it that called her?

X+Z:彼女に電話をしたのはいったい誰だか知っていますか。
・Do you know who it was that called her?

Y+Z:彼女に電話をしたのはいったい誰だと思いますか。
・Who do you think it was that called her?


次に、疑問詞が主語以外になる場合

基本:彼女は誰に電話をかけたのですか。
・Who did she call?

X:彼女は誰に電話をかけたか知っていますか。
・Do you know who she called?

Y:彼女は誰に電話をかけたと思いますか。
・Who do you think she called?

Z:彼女はいったい誰に電話をかけたのですか。
・Who was it that she called?

X+Z:彼女が電話をかけたのはいったい誰だか知っていますか。
・Do you know who it was that she called?

Y+Z:彼女が電話をかけたのはいったい誰だと思いますか。
・Who do you think it was that she called?


この辺は基本なのだろうが、しっかり理屈を理解した上で、ドリルなどで詰めておかないと意外と抵抗感は残るのかもしれない。英語は理系的な科目だと述べた同僚の大先輩の言葉に納得がいく例である。

もっとも、そこまでで留まってくれても困るのだが。

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