「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
更新停止。

紹介/ダイスゲーム/「王への誓願」

2015年07月07日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 ダイスを増やしたり出目をいじったりして目的を達成する「王への誓願」のご紹介です。


 原題: Um Krone und Kragen
 日本語タイトル: 王への誓願(日本語版ライセンス:Cosaic)
 デザイナー: Thomas Lehmann
 発売: 2006(独) / 2015(日)
 可能人数: 2~5人
 プレイ時間: 50分程度
 ボックスサイズ: 152×100×45(mm)
 カードサイズ: 89×63(mm)

 「ダイスロール」「拡大再生産」


 

 2015年に日本語版が発売されたこのタイトル、調べてみたら初版って2006年なんですね(GEEKより)。
 ゲームとしてはダイスを振り続けるだけですね。その中で出目操作とかダイスそのものを増やすことで条件を満たしていくという感じ。

 

 コンポーネントはカードがこれだけの種類。あとは12D6(6面ダイス12個)とプレイヤーマーカーとしてのポーン1個。
 このカードはプレイヤーの協力者を示しています。上に行くほど位が高く、最高は「王」と「王妃」ですね。

 

 ゲームは手番制、手番が来たらまずサイコロを3つ振ります。
 してその中から1つ以上の出目を確定させて、残りは振り直し。今回は5を2個確定させて残り1個をリロール。

 

 1ですね。1個以上は確定させないとならないのでこれでダイスロールは終了です。
 さて、この1、5、5というダイス目で協力してくれる協力者を探しましょう。

 

 「農夫」と「メイド」が協力してくれそうですが…ここは後の展開を考えて「農夫」に協力を願いましょう。

 

 次の手番からは「農夫」の力によって振ることが出来るダイスが1つ増えるのですよ。
 あぁ、もちろん効果があるのは協力を得た自分だけですよ…数枚はありますが協力を得るのは早い者勝ちです。

 

 振った4つの出目合計が15以上なので、職人さんにも協力を要請。着実にダイスの数を伸ばしていきます。
 こうやってダイスを増やしたり、出目を操作する協力者を得つつ、「王」を協力者に出来たものが現れたらそのラウンドの終了を以て通常のラウンド進行は終わり、最終ラウンドに進みます。
 最終ラウンドは1人1手番で、「出来るだけ同じ出目を多く出す」という課題に挑戦します。
 最終ラウンド終了時に最も多く同じ出目を出したプレイヤーが勝者となります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 元々の絵は中世の人物画そのものという感じの(世界史の教科書でヨーロッパ系の肖像画と言えばなんとなく想像が付くのではないかと…)写実的なものだったんですが、日本語版では擬人化された動物達になってます。
 これを「変な絵に変えやがって!」と思うか「日本版だしこんなもんでしょ」と取るか、はたまた「動物擬人化萌え!」とブヒるかはいろいろ意見が分かれるようです。ただし、擬人化とはいえ萌えるような絵はないです(笑)
 
 内容としてはダイス運が重要なのは間違いないんですが…最初だけです。
 ある程度初期にダイスを増やすとか出目を±1出来る協力者が出来るだけでゲームとしての難易度は格段に変わるゲームですので、ウチみたいにダイス運が極端にヒドイ(良い悪いではなく、目標の目が全く出ない)人でもある程度は戦えます…まぁウチはその初期がダメダメだったんですけどね。
 で、目標たる「王」を協力者にする条件はというと…

 「同じ出目7個」

 …初期ダイス3つですからまずは4個ダイスを増やさないと勝負すらできません(笑)


コメントを投稿