「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/ボードゲーム/「インベンターズ」

2016年11月25日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 古今西(東はない)の発明家/哲学者/科学者/数学者の夢の競演(笑)
 「インベンターズ」のご紹介です。


 原題: Legendary Inventors
 日本語タイトル: インベンターズ(日本語版:ホビージャパン)
 デザイナー: Frédéric Henry
 発売: 2016(仏)
 可能人数: 2~5人
 プレイ時間: 30分程度
 ボックスサイズ: 236×238×55(mm)
 カードサイズ: 65×100(mm)

 「ワーカープレイスメント」「多数派工作」


 

 歴史上に名を残す有名な発明家や発見者というのは結構います。その時代の産業に大きすぎる影響を及ぼした発明もかなりあります。
 そんな中、微妙に同世代として括られた4人1チームの発明家達を働かせて(笑)他のチームと共同研究しつつ、最後には「ウチが一番貢献したんだから一番良いモノはもらってくぜ」というゲームです…多分合ってます。

 

 コンポーネントはカードとチップとキューブ…それにタイル。
 タイルは1枚で1人の発明家(じゃないのもいるけど面倒なので発明家表記で統一)を表します。背景の色がチーム分け。1プレイヤー4枚持ちまして5人まで遊べるので全20枚。
 全3ラウンドで競うシステムで、カードはそれぞれのラウンドで別の束を使います。バックにはどのラウンドで使うか描いてあるので混同し無いようにしませんとね…
 チップ…発明家たちの能力だったり、プレイヤーが使う特殊効果だったりです。
 
 そして一番の目玉がこちら!

 

 タビンチ像です(笑)
 何故かメッチャ作りが細かいですな…これ、普通のポーンか何かだったらもう少し安くできたんじゃないだろうかと(笑)まぁこういうこだわりは大好物です。
 
 

 セットアップ。
 自分の選んだチームの人物タイル4枚を受取って、同色のキューブとチップを受け取っておきます。
 チップは人物タイルの能力値ですので穴に埋め込んでいきましょう。

 

 ここに数字があるトコにその数字を嵌めていくだけですね。

 

 ラウンド毎に担当するカードから指定枚数のカードを公開します。これがこのラウンドで発明する品物達。公開しないカードは箱にしまっちゃいます。使いませんから。
 で、公開されたカードの上に青のりの如くチップを2つほどパラリと置きましょう。適当な手段でスタプレを決めたら準備完了です。

 ゲームは手番制で進められます。ラウンド終了のトリガーが引かれたら次のラウンドの準備をして続行、3ラウンド終了でゲーム終了となり最終得点計算になります。

 手番でやる事は二者択一。「働かせる」「叩き起こす」(意訳)です。

 

 その1「働かせる」。
 手番になったら自分のチームタイルを1つ選んで横に倒しましょう。元々横になっているタイルを倒立とかは出来ません。
 …間違っても「タップ」するとか言ってはいけません。「倒札」「消耗」「行動完了」等は大丈夫です。

 

 で、横に倒した発明家の能力値と同じように自由に選んだ発明品カード1枚に対してキューブを置きます。置ける個数は能力値全てですが、カード側のキューブ受け入れ個数もアイコンの数で決まっているので全部乗るとは限りません。余ったキューブは配置しません。
 ここでカードのアイコン全てにキューブが乗ったら発明品が完成するんですが、その処理は後ほど。

  → 

 先に紹介しておくのは二者択一のもう1つの行動「叩き起こす」ですね。
 まぁ…見ての通り自分のチームというタイルを全てアンタッ元に戻すだけです。ただ、横に倒した発明者をもう1度働かせるにはこの方法しかないので何手番に1回はこれを行います。
 なお、全員横に倒さないと選択できないとかそういう事はありません。3人倒している状態から…何なら1人倒している状態からでもこの行動は選択できます。
 という2つの行動を手番ごとにプレイヤーは選択することでゲームは進みます。

 

 では、発明品が完成した時になにをするかですが。
 まず、手番プレイヤーにダビンチ像を押し付けます(笑)
 そして優先順位3位までのプレイヤーが何かしらを得ます。
 得ることが出来るのは「発明品カードそのもの」「カードの上に乗っているチップ1つ」のどれか。チップはカード1枚に2つ乗っているので2人が取れます。
 あぁ、たまに1人で全てのアイコンを塞いだり、2人だけで完成させることもあります。その場合も各プレイヤー1つずつしか役得はありません。選ばれなかったものはゲームから除外となります。
 で、優先順位ですが…
 1/キューブを最も多く載せているプレイヤー
 2/1が同数いるならタビンチ像を持っているプレイヤー
 3/2が終わっても1が同数要るならば2のプレイヤーから時計回りで決定
 の3段階です。

 例えば上のカードを赤のプレイヤーが完成した時。
 1から最もキューブを乗せているのは赤と紫
 2からタビンチ像を持っているのは赤
 ということで優先順位は赤→紫→青となります。
 これを発明品カードが完成するたびに行います。
 通常の手番プレイはたびたび止まることになりますが、タビンチ像がその時の手番プレイヤーに渡る為、プレイの最下位はその次の手番になるプレイヤーからすればいいだけですね。
 …NIPPONとかで結構誰の手番だったのか忘れるので便利です。

 で、ラウンド終了のトリガーですが、「発明品の褒賞分配が終わった後、未完成の発明品カードが残り1枚になった時」です。残ったカードやその上に乗っているチップはゲームから除外です。

 チップは袋に入ってラウンドの準備毎にカードに撒かれるわけですが、この中にチップが再び投入されることはありません。チップの中には特殊効果用のチップがあるんで、それが再びカードの上に撒かれないように箱の中にしまっちゃいましょう。
 これを3ラウンド行います。3ラウンド終了したら得点計算をしましょう。大体はリボンのついた勝利点マークの数字を足せばいいです。ちょっと特殊なのもありますけどね…

  → 

 あとはチップの使い方ですかね。
 チップは両面使用しており片面は全て「1」となっていてもう片方は何種類かあります。
 ドーピングチップ(お勉強チップ)です。使い方はセットアップ時に嵌め込んだチップの代わりに填めて使います。もちろん数字の分だけ働かせたときにオケルキューブは増えます。
 ただし、「1→2」「2→3」のように現在嵌っている数字+1のものだけを嵌めることが出来ます。嵌っていない場所は「0」として扱うので「1」をはめることが出来ます。
 なお、この能力の増強はいつでも行うことが出来ます。

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 ニコ生のホビージャパンボドゲ放送で取り扱われてて、放送の2日後くらいにヨドバシに入荷してて…その場で買ったモノ(笑)
 数日後のウツボドさんでやってみたけど惨敗。もう少し点の取り方を考えないとなぁ…とか思ったり思ったり。
 しかし、同じチームの中に敵対者である「エジソン」と「テスラ」がいるってなんの冗談かと(笑)


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