「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/ボードゲーム/「アルハンブラ」

2015年06月11日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 美しい宮殿を建設する箱庭系タイル配置ゲーム「アルハンブラ」のご紹介です。


 原題: Alhambra
 日本語タイトル: アルハンブラ(輸入:メビウスゲームズ)
 デザイナー: Dirk Henn
 発売: 2003(独)
 可能人数: 2~6人
 プレイ時間: 60分程度
 ボックスサイズ: 296×296×62(mm)
 カードサイズ: 89×58(mm)

 付記:
 2003年ドイツゲーム大賞 受賞
 2003年 日本ボードゲーム大賞 海外ゲーム・入門者部門 3位
 2003年 スイスゲーム賞 ファミリーゲーム部門 受賞
 2005年 フィンランド年間ゲーム大賞 アダルトゲーム部門(Årets Spill Best Family Game) 受賞
 2005年 ノルウェー年間ゲーム大賞 ファミリーゲーム部門(Vuoden Peli Adult Game of the Year) 受賞
 他、多数

 「タイル配置」「経済競争」「箱庭系」


 

 少し前のブロックアウトさんでやっているのを見かけて欲しくなったタイトル(笑)
 ああいう定例会で楽しそうに遊ばれると興味湧きますよねー。
 で、このタイトルですが…外箱をオープンすると物凄い量のボドゲ賞のロゴがついてますね。
 上にいくつか付記しましたけど、確実にこれ以上あります…見たことないのもあったりして解らないんですが(笑)

 

 セットアップ(中央と1人分)。
 自分の場にはタイル配置のスタート位置となる「噴水」。そして手札にお金カードが規定数(枚数ではなく金額数)、そして個人用ボード。このボードは確保しているタイル置き場とか、最後の得点計算の時に使う早見表があるだけです。ここにタイルを接続するわけではありません。
 そして場に出ているお金カードは公開分の4枚固定。

 

 中央ボードは大きい方が得点ボード、小さい方はタイル購入の市場ボードになります。

 手番になったら基本的に「物件購入+配置」「資金調達」「配置転換」の3つから1つを選びます。
 「物件購入+配置」は市場ボードに置かれた4つのタイルのうち1つを選んで購入します。

 

 注意するのは購入の仕方。タイルの色は関係ありません。見るべきはタイルに書かれた「値段」とタイルの置かれているボードに描かれた「コインの色」です。この2つを満たす分だけ手札からお金カードを破棄して購入します。釣りは出ません(笑)

 

 購入した物件タイルは即座に適切な配置方法で自分のスタートタイルに連なるように配置しなければなりません。まぁ後で配置転換もある事ですし気楽にいきましょう。でも配置転換ばっかりしてると負けますけどね。
 配置方法の禁則事項は後ほど。

 

 「資金調達」は場に公開されているお金カードを自分の手札にする行動。この時、合計が5以下であれば何枚でも手札に出来ます…例えば公開カードが2、1、1、1の4枚なら全て持って行けます…けど、そんな状態になるまで前のプレイヤーさんがほっとくわけも無いです。このゲームでは「数の少ないお金カード」はとても価値が高いのです。

 「配置転換」は自分の場に配置したタイルを個人ボードに収納したり、逆に展開したり、入れ替えたりも出来ます。購入した物件タイルを直接個人ボードに収納する事は出来ないので注意してください。

 さて、この3つの行動…
 物件購入時に釣りが出ないように手札を支払うと行動回数が+1されるという特典がつきます。
 「物件購入」(釣りなし)→「物件購入」(釣りなし)→資金調達
 というコンボ行動も行うことが出来ます。購入した物件や調達したお金カードが補充されるのは手番終了時なので永遠には出来ません(笑)
 
 お金カードにはゲーム途中で得点計算を行うというカードが2枚混ざってますので、それを引いたら即座に計算を行います。
 あとは最後のトリガーを引いたらゲーム終了、最後の得点計算を行い勝利点が一番高いプレイヤーが勝者となります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 箱庭系のタイル配置ゲームです。相手を妨害する手段がないので自分の好みの宮殿をじっくりと作りたいという人には合うでしょう。このゲームに関して評価が分かれるのは「相手を妨害できないのがつまらん」という攻撃的な思考の方が多いためですね。ウチは攻撃アリだろうとナシだろうと楽しめれば良いんです。面白そうと思わなければ買いませんよ(笑)

 さて、後回しにしていたタイル配置時の禁則事項です。

 

 まずは配置可能の事例を。

 

 全てのタイルは同じ方向を向かなければなりませんので、これはNG。

 

 このタイルの周囲が黒い部分は壁です。ルールとして壁は壁と接しなければなりません。壁がない所も同じく壁のない所と接しましょう。
 
 

 壁によって独立する部分が出来てはいけません。ルールとしては「噴水から歩いて行けるように配置する事。壁に遮られて歩いて行けないような配置はダメ」となっています。
 …あとはまぁ、タイルのどの辺とも接していない配置はダメとかそういうのですね。
 多分、インストついでに2周くらい手番を練習でやってみると理解できると思います。


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