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OSS日本本土に対する地震心理戦計画 (1) 解説

2013-03-05 10:27:57 | 歴史・考古学

OSS日本本土に対する地震心理戦計画 (1) 解説

この機密文書、「OSS日本本土に対する地震心理戦計画」は、米国中央情報局(CIA)の前身である戦略事務局OSS (Office of Strategic Services)によって、1940年代に完成したものである。アメリカの情報公開法によってすでに開示可能になっている。CIAが70年近く前に日本に対して立てていた計画は、今日無視できない意味を秘めている。読む人が読めばわかる。

すでに一部に流布しているこの文書の私的な翻訳、抜粋訳を参考にさせて頂いたうえで、現時点で最も誤訳の少ない、正確で読みやすい訳を心がけた。ネット上にはこの文書の重要性を強調するあまり、かなり勝手でいい加減な“妄想訳”になっているものが見受けられるが、ここでは冷静にふつうのまともな訳をめざした。
この機密文書の解説は、あえて避け、以下の引用をもって紹介に代えたい。


「日本国民の間に社会的なヒステリー状態とパニック状態をもたらすことにおいて、二つの顕著な要因が歴史的に大きな役割を演じてきた。それは火事地震である。・・・・・・ 火事という要因はわれわれの焼夷弾による広範囲の爆撃によって供給されつつある。さてここに、われわれが利用すべきもう一つの別の要因が残っている。それは地震という要因である。・・・・・・ 地震学者達は日本が「地質学的な地雷」であると明かしている。地質図と地震変動の記録は、日本直下の地中が不安定な状態であることを証拠立てている。・・・・・・ 科学者達はさらに、強化された爆発によってこの地震の潜在エネルギーを誘発することが現実的に可能であることを明らかにしている。一流の大学や研究機関の物理学試験所で実施されたテストを通して、「通常の自然のトリガーの力」と「人間に引き起こせるトリガーの力」との類似性が実証されている。これらの科学者たちは、この地質学的地雷の上に置かれる、その内部を効果的に起爆すべき様々なサイズの爆薬の効力を示す一覧表を作成している。」

この機密文書は、“地震”に触れているということで、そのまますぐに 2011年3月11日の東日本大震災に結びつけられることが多いようである。しかし、1940年代から一気に2011年に持ってくる前に、同じ1940年代当時の敗戦前後に日本を襲った、以下の4年連続地震との関連をじっくり考察して頂きたい。

                       敗戦前後の4大地震

4年連続、毎年、M8近くの地震が日本の中部を襲った。

_____昭和___西暦____名称___震源____M_死者・行方不明

1回目_昭和18年_1943.09.10__鳥取地震__野坂川___7.2__1,083人
2回目_昭和19年_1944.12.07 *_東南海地震_熊野灘___7.9__1,223人
3回目_昭和20年_1945.01.13__三河地震__三河湾___6.8__2,306人
4回目_昭和21年_1946.12.21__南海地震__紀伊半島沖_8.0__1,330人

_______________3年3カ月の期間_______合計5,942人

1944.12.07 * : この日は、日本側の資料では、「翌8日が真珠湾攻撃3周年(大詔奉戴日)」とされているが、アメリカ時間では、“12月7日”がまさに真珠湾攻撃を受けた日付である。アメリカでは、この“リメンバー・パールハーバーの日”に大地震が日本を襲い、航空機の製造工場が集中していた中京工業地帯が壊滅的被害を被ったことが新聞で大きく報じられ、アメリカ国民は歓喜に沸いた。この日の地震が単なる偶然かどうかの判断は、この機密文書をお読みいただいてから下して頂きたい。

 この機密文書の残り全部を見るには以下をクリックして別ウィンドウでごらんいただきたい。

OSS日本本土に対する地震心理戦計画 (2) 本文全訳

OSS日本本土に対する地震心理戦計画 (3) 英語原文


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