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盲導犬飼育の受刑者は出所後の再犯率が低い

2016年01月15日 08時32分12秒 | 政治



良い試みですね。動物と接する事でセロトニンが分泌され暴力行為が減り、再犯率が低下する。犬を世話する事で、ドッグトレーナー、トリマーの資格を得て、出所後即、就職出来る。

殺処分される予定の犬達を受刑者が面倒を見、問題行動のある犬を更生させ、里親に引き取ってもらう。

素晴らしい取り組みです。犬は殺処分されずに、里親と暮らせるようになり、受刑者は資格を所得し、出所後即、就職出来る様になり、再犯率が低下する。

この動きが世界中に広まる事を切に願います。


受刑者と犬のセカンドチャンス
ガニング亜紀
2013.07.01

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社会・環境


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(photo by beverlytaz via stock.xchng)

つい先日、島根県の社会復帰促進センター(刑務所)から「刑務所育ち」の盲導犬第一号が誕生したというニュースが報道されましたね。現在、日本で犬の訓練を行っている唯一の刑務所です。このような、刑務所での受刑者による犬の訓練については、アメリカに一日の長があります。今日はアメリカの刑務所で暮らしている犬達のことをご紹介します。

刑務所で受刑者のためのプログラムとして犬の訓練が取り入れられたのは、1981年ワシントン州の女性刑務所が最初でした。当時、財政難のために満足な更正プログラムもなく、まともな運営も出来ていなかった刑務所の現状を見かねた修道女のシスター・クインがプロのドッグトレーナーと共同でプログラムを作り、導入したのでした。

当初は、盲導犬や警察犬候補の子犬達を受刑者がトレーナーと共同で訓練して、立派な職業犬に育て上げるという島根のやり方とよく似たプログラムでした。一般的なトレーナーと違って、受刑者達は犬と24時間、常に一緒にいることが出来ます。その分、訓練も早く修了することができ、受刑者達は責任感や達成感、そしてドッグトレーニングのスキルを身につけることができるというこのプログラムは、すぐに他州からも取り入れたいという声が多数届き、現在アメリカのほとんどの州で、受刑者による犬の訓練プログラムが実施されています。国内だけにとどまらず、シスター・クインはこのノウハウを伝えるべくヨーロッパにも出向いて、イタリアの刑務所などでプログラム導入の指導を行っています。

ワシントン州では、当初は女性刑務所だけでこのプログラムを行っていたのですが、この2~3年の間に男性刑務所でも犬の訓練をスタートする所が出て来ました。訓練するのは地元のアニマルシェルターから連れて来られた犬達です。預かり期間を過ぎても引き取り手がなく殺処分にするしかないという犬達が、受刑者によって家庭犬としての訓練を受けて、新しい家族の元へと送り出されています。一般のシェルターでは、問題のある犬一頭一頭にじっくり向き合って訓練するだけの時間も人手もないのが現状です。時間さえかければ良い家庭犬になる可能性のある犬達が、受刑者によってセカンドチャンスを与えられるというわけです。犬達は平均12週間の訓練期間を過ごし、基本的なコマンドやトイレの躾、人に飛びつかない事、人間や犬同士の社会化を身につけるので、新しい家族を見つける事はずっと簡単になります。

犬にとって素晴らしいだけでなく、受刑者が犬と暮らすようになってから、刑務所内での暴力沙汰が著しく減少したことも報告されています。全ての受刑者が犬の訓練プログラムに参加できるわけではないのですが、参加者の再犯率はほぼゼロに近く、社会復帰も容易だと言います。これは社会全体にとってもありがたいことですね。

こちらは、ルイジアナ州の刑務所で暮らす犬達の動画です。


Prison Inmates Caring for Shelter Pets



この刑務所では、刑務所の施設内にアニマルシェルターを作るという大胆な試みが成されています。シェルターには犬だけでなく猫も収容されており、42匹の犬と17匹の猫を5人の受刑者とシェルタースタッフが世話をしています。掃除、食餌の世話、運動、訓練と、1日のほぼ全てが動物の世話に費やされます。動物を引き取りたい希望者は、直接この刑務所内のシェルターを訪れる事ができます。

あのハリケーンカトリーナの際には、避難してきた動物達を所内のシェルターで一時預かりし、受刑者達が米国動物保護協会と共同で動物の世話をしました。いかつい外見の受刑者達が愛おしそうに犬を見つめ、犬も信頼し切った様子でリラックスする姿を見ると、確かに彼らがお互いに助け合っているというのが実感できます。

また、カリフォルニア州では少年院での犬の訓練プログラムを積極的に取り入れています。


Heman G. Stark Shelter Dog Training Program



ここでも犬達は、ローカルのアニマルシェルターから来ています。受刑者の年齢が若い分、犬を通して責任感や連帯感、そして愛し愛される事を学んだ彼らは、高いレベルでの社会復帰が期待できます。

社会復帰の助けと言えば、アリゾナ州の女性刑務所ではアニマルシェルターから来た犬達の訓練に加えて、犬のシャンプーやトリミングを行うグルーマーの資格をとる支援をしている所もあります。シェルターの犬達は綺麗にしてもらって基本的な訓練も終えて、新しい家族の元へ送り出されます。出所後の受刑者が再犯に走ってしまう主な理由は、仕事が見つからず経済的に困窮してしまうことです。手に職をつけて刑務所を出ることが、再犯率の低下に大いに役立っています。

これら刑務所の受刑者とアニマルシェルターの犬達を結びつける活動は、民間のNPO団体が間に入って仲介や指導を行っており、ほとんどの場合、税金が使われることはありません。

残念ながら、アメリカ全体で見れば犬の訓練プログラムを取り入れていない刑務所も多く、全国の犯罪率も年々少しずつ増加しています。素晴らしい可能性を持ちながらも引き取り手がなく、殺処分となっている犬もたくさんいます。受刑者にも犬にも社会にも大きなメリットのあるこのプログラム、アメリカでもますます広がっていって欲しいと強く願います。そして日本でも刑務所と動物愛護センターのコラボレーションが実施されて、多くの人間と犬が救われる日が来て欲しいものですね。

【参考サイト】
Department of Corrections Washington State
Another Chance For Love




盲導犬飼育の受刑者 出所後の再犯率低く



写真

 刑務所で盲導犬候補の子犬飼育にたずさわった受刑者は、出所後の再犯率が低くなる-。そんな調査結果が、島根県の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」から報告された。

 同刑務所はPFI(民間資金活用による社会資本整備)事業で2008年に運営を開始した。日本初の試みとして、受刑者が盲導犬候補の子犬を育てる更生プログラムを、日本盲導犬協会の協力で行っている。

 盲導犬候補の子犬は通常、成長するまでの1年間は一般家庭に預けられ、盲導犬にふさわしい性格を身につけるよう育てられる。同刑務所では、1匹の子犬を5、6人の受刑者が交代で1年弱、各人の居室で寝食を共にし、愛情を注いで育てていく。現在までに122人の受刑者が、計28匹の子犬を育ててきた。

 今回、同刑務所を出所した受刑者の今年3月時点での再入所率(再犯率)を調べたところ、全体では2236人中238人と約10%だったが、同プログラムに参加した42人については、再入所者はわずか2人で5%と半分だった。

 同刑務所広報の三好清凡さんは「まだ調査対象は少ないが、受刑者は子犬をよくかわいがり、プログラムの効果は明らか」と話す。受刑者が育てた子犬たちはその後専門の訓練を受け、すでに2匹が盲導犬として活躍している。

 (2013年12月7日)


島根あさひの受刑者が育てた子犬が盲導犬に

~前略~

受刑者が盲導犬候補の子犬を育てるという日本初の試み「島根あさひ盲導犬パピープロジェクト」(※1)に取り組んでいます。

4年前に始まったこのプロジェクトでは、これまで87人の受刑者が22匹の子犬を育ててきました。そして今年4月、受刑者が育てた犬が、初めて盲導犬として認定されました。

 ~中略~

※1 島根あさひ盲導犬パピープロジェクト
盲導犬育成などの社会貢献活動を行うことで受刑者の達成感や責任感を涵養し、社会復帰につなげることを目的としています。受刑者は生後2ヵ月の子犬を1歳まで預かり、生活を共にしながら食事、しつけ、運動などの世話をします。この時期に愛情を注ぎ、人間との信頼関係、生活リズムを身に付けさせることが盲導犬育成の成否につながります。


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1 コメント

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パクり元 (CHORYO)
2016-01-15 13:14:00
今夜はバルス祭りです。ゴイム祭りはこれのパクりです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160115-00010001-sensors-sci

オリンピックでジンバブエ選手団の後にイスラエル選手団が入場するのですが、会場はブーイングです。ネットではゴイムツイートが多発するわけです。夢です。

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