妄想ジャンキー。202x

あたし好きなもんは好きだし、強引に諦める術も知らない

『あさが来た』12週、その2.ふたりだけのお伊勢参り、時代の終わりとはじまり。

2015-12-19 12:48:13 | 朝ドラ
『あさが来た』12週、「大阪一のおとうさま」の長文ネタバレ感想まとめ、その2。


大阪一のおとうさま、ありがとうございます。


【前半はこちら】
『あさが来た』12週、その1.動き出したサトシ(松造)と新次郎の心、五代さんの砂時計。




関連リンク

『あさが来た』11週その2.名探偵のご活躍のあとは、昔話でもしようか。

『あさが来た』11週その1.さっぱりぽん!生まれたぽん!

『あさが来た』10週その2.姉妹の最後の夜、はつの問いかけ、新次郎覚醒!

『あさが来た』10週その1.惣兵衛の和歌山プレゼン、五代さんの脳内祝言、NHKの本気お披露目会。

『まれ』、『あまちゃん』他、朝ドラ関係の記事はこちら。
朝ドラ感想記事のまとめ。



■ロックンロールあさちゃん


サトシ(松造)はその後警察に出頭。
一段落かと思いきや、炭坑を手放す手放さないでもめる榮三郎とあさ。


「いいや、こればっかりは引かれしまへん」

ロックンロール五代のテーマ(勝手に決めた)がだだハマりのあさが、榮三郎と口論中に。


「こら何してますのや?にらめっこでもしてますのかいなぁ」
「イタタタタ!何しますねん!」


会議中にラブラブしてくるタイプの夫。
(これを現実にやられたら相当苛つくと思う)


榮三郎VSあさ、決着?はつかないと思われたが、「ひとまず今は」で一旦和解。
「黒字化まで3年は必要」
「銀行はお預け(ただしあきらめたわけではない)」


あ、加野屋が動きだすんだな、と。
その瞬間が気持ちよかった。


榮三郎をこの「ひとまず今は」に持って行かせたのは、雁助の作った見積もりの功績。
雁助さんはここにはいないけど、まだ若い榮三郎やあさを支える重要な役割なんだなあと。


「あーぁ、早よ雁助帰ってこんなかなぁ」
「榮三郎、おおきに」


いろいろともめたけど、新次郎もいろいろあるけど、全部ひっくるめて「おおきに」




■ジワジワくる


 

加野屋を覗いていたのはサトシでも八ちゃんでもなかった。
……誰?!

「八っちゃんさん」がなんだかジワジワ来る。



■親の心、子の心


 
「わてもちょっとはあさの仕事の手伝いでもしてみよか…てな」
「ほんまかいな?こらまあうそでもお前の口からそんな言葉が出たて、榮三郎が知ったら喜びます。
 違う違う違う違う…ほんまに嬉しいのは私や」



新次郎がトラウマを乗り越えたこと。
誰より嬉しいのは正吉さん。

あまりクローズアップされることはなかったけれど、正吉もずっと心を痛めていたのだなあと。




■そのときが迫っている。


 

泣き声が告げる、見送りの瞬間。



正吉にはもう千代を育てられるだけの『母乳』は出ない。
育つまで待つことはできない。
大きくなってべっぴんさんになった姿を見ることはできない。





■お伊勢参り



「またきっと行けます」

よのさんの言葉に、どこまでもこの夫婦が明るく深く愛し合っていたかを知る。


「あ~暗峠越えてなあ、奈良や…ん~あれ、そこから榛原行って、その先はお伊勢様まで一本道や」

正吉が旅立っていく道を、そのままなぞっているような。
かすれた声と息遣いに涙がとまらない。


 



ふたりだけのお伊勢参り。
はぐれないように。
しっかり手を繋いで。

またいつか出会えるように。





「神さん!頼んまっせ!
 加野屋と私の一家をどうぞあんばいよういけますように。


 よのさんがうまいこと生きていけますように」

息絶えるその瞬間までよのさんを想う正吉さんに、声を殺して涙をこぼすよのさん。
声なき涙に、涙腺崩壊。




■生き続ける


加野屋が見送ったもの、失ったもの。
七代目加野屋久右衛門、白岡正吉、大旦那様、お父ちゃん、お前様。

それでも正吉さんはみんなの心の中で生き続ける。

 

 

この場に雁助さんはいない。
でもきっと九州の地で何かを感じて目に涙を浮かべているんだと思うし。

雁助さんが九州にいかなければ、松造が大阪に来ることはなかった。
新次郎が立ち直ることも、正吉さんの心残りが解消されることもなかった。

雁助さんはいないけどここにいる。




■ひとつの時代の終わり




「加野屋の一つの時代が終わったのでした」

静かなナレーションと震えるよのさんの手が時代を見送る。
髷を結っている人は、もういない。


「そして正吉のいなくなった加野屋にもまた新しい朝がやってまいりました」

託されたお家を守っていく覚悟を決めるあさが、どこか力強くて。
正吉さんを亡くしてどこか悲しいのに、これからのストーリーへの希望を抱けるというか。



■お別れのあとで




 

声を出さずに目尻にわずかな涙を浮かべている雁助さん。
手ぬぐいひとつ、目をふせれば思い出す、7代目加野屋久右衛門か。


 

久々に和装(黒紋付き)の五代さん。
……「なんだか五代くんをいじる気になれんなあ……




「昼夜ともに行儀よう怠けることなく努めましょう」
「若い者はようしつけ、無体に罰したりせぬよう」


久々の加野屋の朝礼。
前に立つのは、8代目加野屋久右衛門。


正吉の死後の葬儀、別に飛ばしてもいいカット(自明のこと)なんだけれど。
それをしっかり描いてくれると、「ああ、ここから変わるんだな」ってよくわかる。




■やっぱりこうでなくちゃ



「ほかの皆さん言うても……
 五代様が気にしたはりますのはきっとあさのことだすわな」


えーと、さっき「五代さんをいじりづらくなった」と言いましたが。

前 言 撤 回 。

「どうせ俺の嫁のことを聞きたいんだろ?」「それ以外に何がある」といったような。
五代くんと新次郎が、青い火花を散らし合ってる距離感が絶妙。
どちらも人好きのする人たらしたちが、見合って見合って変化球を投げ合っているような。

とにかくこのお二人、なんかおかしいwww

 
(俺の嫁の)あさやったら来月にはまた九州の炭坑の様子見にいく言うてますわ」
「そうですか(よしまた九州行こう)」

新次郎のドヤ顔。
負けない五代くん。





「はぁ?!千代を炭坑に連れて行くやて?!( ゜д゜)」

ドヤ顔キメ顔からのハァ顔。

これ、新次郎も一緒に炭坑行けばいいんじゃねえの?
そしたら五代くんがあさの寝込みを襲って修羅場に以下ゲフンゲフン。



■働きたい!



「何でだす?なんでおなごは男のしてることしたらあかんのだす?」

懐かしいなあ。
子あさが忠興パパを動かしたのもこの言葉だった。
あさが成長して千代を抱っこしながら言うと感慨深いものがあるなあ。


「うち…働くことが好きなんだす」

土曜の朝にそれを言うとは……

あさ、おぬしなかなか(震声



■速報です。




【速報】正吉さん、招き猫に転生
【速報】正吉さん、招き猫に転生
【速報】正吉さん、招き猫に転生




■八っちゃんとは




で、謎の男は結局八ちゃんではありませんでした。

今日の議題、『八ちゃんとは何だったのか』がますます盛り上がりそうな気がする




■うめさんがいい。


雁助さんからお手紙ついた。
うめさんてば自分宛てのを読みながら……

 

すっかり乙女になったうめさん。
足ブラブラしてる姿にめちゃくちゃキューーーーン。




■人妻とその旦那に何を言っているのか。


 

「私はあささんを…東京にお連れしたいんです」

「東京に?」←( ゜д゜)

「はい」←渾身のドヤ顔


そこまでニコニコルンルンワクワクせずとも、と言いたくなるくらいに不敵に微笑む五代さん。

いやビジネスの話だってわかるんだけど、どうしてもこれまでの経緯があるせいでしょうか……
旦那公認の不倫旅行に見えてしまって……






■次週のあさは…


 

東京だ!
東京だ!!

あさが東京に来ますよ!



ん?開成軒?

 

年が明けたってあったから、多分この人の話だろうな。

ひげみち、よかったね。

大河にゃ出してもらえなかったけど、朝ドラにたっぷり出番あってよかった…
ひげみち……ひげみち………


年内最後の大物ゲスト、福沢諭吉は武田鉄矢さん。

緒方洪庵先生と洪庵塾の皆々様か?と思ったとか、
仁先生どこ?とか野風さん手習い塾やってる?と思ったとかちょっと言いづらい。



どうみても横浜デートっぽい2人。






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