ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

「ノアの箱舟」

2018-03-08 10:57:41 | 今日の聖句
「ペトロの手紙一」を読んでいます。今日の聖句は3章19節~21節です。
そして、霊においてキリストは、捕らわれていた霊たちのところへ行って宣教されました。
この霊たちは、ノアの時代に箱舟が作られていた間、神が忍耐して待っておられたのに従わなかった者です。
この箱舟に乗り込んだ数人、すなわち八人だけが水の中を通って救われました。
この水で前もって表された洗礼は、今やイエス・キリストの復活によってあなたがたをも救うのです。
洗礼は、肉の汚れを取り除くことではなくて、神に正しい良心を願い求めることです。


「聖書事典」の「ペトロの手紙一」の項から抜き書き、分かりやすい解説でした *****************
① 著者:この書が使徒ペトロによるものであるという可能性は、ほとんどない。
     おそらくペトロの生前に、何らかの形で彼と関連した集団から生まれた著作であろう。
② 年代:「いろいろな試練(Ⅰペト1:6)」「あなたがたを試みるために身にふりかかる日のような
      試練(Ⅰペト4:12)」「キリストの苦しみにあずかれば・・・・・(Ⅰペト4:13)」
     「キリスト者として苦しみを受ける(Ⅰペト4:16)」というように、読者たちが迫害に出会って
     いることを暗示しているので、BC90年の迫害が行われたころに書かれたものと思われる。
③ パウロとの関係:本書はパウロの思想が歪んで伝えられる可能性のあった時代に、もう一度ペトロの
     名を用いてそれを回復させようとの目的があったのではないか、と考えられる。
④ 内容:すべての信仰者の祭司性が主張されている。さらに、周囲の人々から迫害を受けている
     信仰者たちを励まし、信仰に堅く立つように勧めている。
         *******************************************

今日の聖句とは関係ありませんが、友人が漏らした「ノアの箱舟」の一言で思う事です。
何からそんな話になったのか、先日、友人が大憤慨で怒りました。「鳥や野の獣は子孫を残すという行為を
立派に(?!)果たして慎ましく生きている。それに比べて何という人間の横暴さよ!」というのです。
必要以上に発明、発見、開発を進め欲望のままに無用なものを作り続け、飽くことを知らない人間はエネルギーを
原子力発電に頼り、プルトニウムの半減期は2万4千年だとわかっているのに使用を止めない!!! というのです。
私も全面的に大賛成! ホント! 本当に! 今の私たちの生活を10%でも不自由にして無駄なエネルギー消費を
止めるという政治家、政党がいたら! とすっかり意気投合しました。
そしてノンクリスチャンの彼女は「神様がもう一度ノアの箱舟を作らせて地上のすべてを大水で覆いつくし
真っ新な地球にしてほしい!」と言うのです。
エッ? アッ、ウーム、神様は「二度と人に対して大地を呪うことはしない。生き物をことごとく打つことは、
二度としない」って約束なさったのだけれど・・・・・・・・・
実を言うと私は毎日の祈りの中で「どうぞ神様、私共愚かな人間を罰しないでください!滅ぼさないでください!
神様は二度とノアの箱舟はしないと約束なさいましたよね」と、祈っています。
人間の欲望(探求心)は行くところまで行って、いつか地球の自然パランスの臨界点を超えて地球は破壊される、
滅びるという感覚はもはや幻想ではなく実感として迫ってきます。それでも私は再度の「ノアの箱舟」は
恐ろしく、御心ならば避けてくださるようにと祈り、そして祈るばかりで何も行動しない自分を反省します。
すぐ背後に迫っているかもしれない脅威を感じないかのように、衣食足りている現状の中、ぬるま湯に浸かって
行動しない自分を反省するばかりです。

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遠くに見えた<カケス> ヒヨドリ位の大きさです。
羽の色はなかなか美しいのですがカラスの同類なので鳴き声はイマイチです。
コメント
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