猟奇的な彼女

　猟奇的な彼女


　　あらすじ　
大学生のキョヌ（チャ・テヒョン）は、電車内で
酔っ払っている「彼女」と出会う。
意識のない「彼女」をほっておけず、仕方なく
ホテルへ運ぶが、そこへ突然警官が現れた。
翌朝、留置所から出たキョヌに「彼女」からの呼び
出しが…。「私に何をしたのよ！」と問い詰める
「彼女」に、キョヌは昨夜のいきさつを話し、
キョヌと「彼女」の不思議な関係が始まった。
見た目と違って気が強く、ワイルドで強引な「彼女」
に振り回されるキョヌだったが、その真っ直ぐな瞳に、
次第に特別な感情を抱いていく。

【出演】
チョン・ジヒョン
チャ・テヒョン




　　感想　　※ネタバレ注意

気弱な大学生の青年と、生意気で凶暴な彼女を描いた
ラヴ・コメディ。
意外性が魅力の本作は、ちょっぴり不思議な男女の仲を
キュートに描いた作品。



インターネットに掲載された、実話を元に作られた
内容で、反響を呼び、10万部を超えるベストセラーに
なった為に映画化したという。

この「彼女」は殴る蹴る、叫ぶ怒鳴り散らす…
その清楚な容姿からは似ても似つかない暴れん坊ぶりを
発揮(笑)。
口ぐせは「ぶっ殺されたい？」ですからね(苦笑)。

電車の中で、罰ゲームでデコピンをするシーンも
二人とも微笑ましくて、好きですけどね。
ちょっと叫びすぎですけど(笑)。


それに振り回されながらも、彼女に惹かれていくキョヌ。
キョヌは彼女ではないが、何か憎めない、確かにいじり
たくなるような感じはする(苦笑)。
ボクもキョヌと同じで、よくいじりたくなる性格らしい
です…苦笑。

「猟奇的」とは韓国独特の意味で、個性的、面白くて
突拍子もない、といったプラスのイメージに使われている
らしいです。

原作では延長戦はなく、アナザーストーリーとなってるそうで
映画のようなハッピーエンドではないらしいです。
やっぱり現実はそんなものなんでしょうかね…。

この延長戦では、ラストに運命的な再会を果たすのですが、
そこには、何か思い入れがあったのでしょうか。
運命的とも呼べる２人の関係に、ボクにはすごくうらやましく
思え暖かな気分になりました。

こんな結末が待っているとわかっていたら、好きな人を
ずっと思い続ける事にも、耐えられるのにね。




【評価】
　(５点/５点満点中)

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