白い嵐
あらすじ 独自の教育方針で知られる海洋学校、オーシャン・アカデミー
に入学した17歳のチャック(スコット・ウルフ)は、航海訓練生
として、憧れの帆船アルバトロス号に11人の少年と乗り込み、
南米を半周する船旅に出発した。
期待と不安を抱いた若者たちと共に旅に出たベテラン・クルーは
船上教師のマックレアとコックのジラルド、船長のスキッパー
ことシェルダン、彼の妻で船医の資格を持つアリスの4人。
船長は早速、若い船乗りたちに「海を甘く見ることなく、海を
制する者になれ。団結は力だ」と訓示を与える。
【出演】
ジェフ・ブリッジス、キャロライン・グッドール
ジョン・サヴェージ、スコット・ウル、ジェレミー・シスト
ライアン・フィリップ、エリック・マイケル・コール
ジェイソン・マースデン、デイヴィッド・セルビー
フリオ・メチョソ、ジェリコ・イヴァネク
バルサザール・ゲティ、イーサン・エンブリー
感想 ※ネタバレ注意60年、6人の少年の命が失われた有名な海難事故を題材に、
極限状況下の人間の絆、愛する者を失う悲しみ、そして
生き残った者の誇りと痛みを描いた青春冒険映画。
延々30分間にも及ぶ船の沈没シーンなどスペクタクル場面の
映像と音響の迫力が圧巻。
実話の映画化というこの作品。正直実話の映画ってそこまで
すごいストーリー性や脚色されていて一貫性のものがない
ものが多いんですが、この「白い嵐」は劇的な要素満載で
少年たちが成長していく姿や、キャプテンのリーダーの本質
が見れる。
それだけにクライマックスの“白い嵐”のシーンが、すごい！
海の恐さや残酷さをうまく撮っていて、妻で船医の資格を持つ
アリスが沈んでいく船に閉じ込められるシーンは、最後まで
見てられません。。
嵐は突然やってきて、あっという間に多くの仲間を奪っていき
ラストの法廷では、キャプテンの資格を剥奪するという裁判での
エピソードは涙なしでは観られません。
このキャプテンを観て、海の恐さや恐ろしい嵐の実話というもの
以上にリーダーとしての本質を見たように思います。
そういえば、高校の時に柔道部で主将をまかされていた時くらい
に丁度この映画を観て、自分もリーダーとして頑張ろうって
思ってたのを思い出しましたね。
【評価】
(５点/５点満点中)
