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小さな命が呼ぶとき

2011-04-09 | 洋画(さ・た)
 


  あらすじ 
オレゴン州ポートランド。エリート・ビジネスマンの
ジョン・クラウリーは、妻アイリーンとの間に、8歳の
娘メーガンと6歳の息子パトリックをもうけ、幸せに
暮らしていた。しかし、ジョンが命に変えても守りたい
最愛の子供たち、メーガンとパトリックが、難病“ポンペ病”
におかされてしまう。
ポンペ病とは、生まれつき体内のグリコーゲンをうまく
分解できないために発症する病気である。平均寿命9年
と言われ、治療薬はなかった。
残された時間は1年しかない。ジョンは苦悩を重ね、
精神的に追い詰められていく。しかし、ポンペ病の権威
であるロバート・ストーンヒル博士の研究に唯一の希望
を見出す。
ジョンはビジネス界でのキャリアを捨てることを決意し、
ストーンヒル博士といっしょにバイオ・テクノロジーの
ベンチャー企業を立ち上げる。2人は子供たちを救うため
に、治療薬の開発を目指す。だが、採算を重視する投資家
の思惑や、大手製薬会社の内幕など、2人の前には様々な
ハードルが立ちふさがる。

【出演】
ブレンダン・フレイザー、ハリソン・フォード
ケリー・ラッセル、コートニー・B・ヴァンス
パトリック・ボーショウ、ディー・ウォーレス
ジャレッド・ハリス、ギャヴィン・ブリストル
リリー・マライエ、ロバート・ブランシュ
P・J・バーン、ジャニーヌ・ジャクソン




  感想  ※ネタバレ注意

難病の子供を救うため、キャリアを捨てて製薬会社を
起業したビジネスマンの実話を映画化。
監督は、「ベガスの恋に勝つルール」のトム・ヴォーン。



4万人に1人が発症するという極めてまれな病気、ポンペ病。
本作は、そんな難病にかかった子どもたちを救うために
奮闘する父親と、彼に協力する型破りな研究者の姿を描く。


あの『インディ・ジョーンズ』シリーズのハリソン・フォードと
『ハムナプトラ』のブレンダン・フレイザーが共演した病気の
子供の為に闘う映画、何だかこの2人が共演しただけで、
勇気や希望をもらえそうな気がしてきます。

ハリソン・フォードは企画段階から参加し、製作総指揮も
務めているらしいのだが、我が子をポンペ病から救うために
会社を辞め、製薬会社を立ち上げるジョン・クラウリーは
実在の人物で、この映画は実話をもとにしたものだから
子の為に闘う父親の姿がすごい。



キャリアを捨てたジョンの覚悟は並大抵ではなく、病気を治し
たいという気持ちは大きいのだが、ポンペ病に対しての知識は
博士や製薬会社にしてはないに等しい。
しかし、自ら立ち上げた製薬会社を買収させたり、役員に入り
自分のこれまでの企画立案のやり方や、方法論で渡り歩いて
いくのは、頑固なロバート・ストーンヒル博士も折れてしまう
ほど。

この映画は、単純に泣ける映画ではありません。
ただ衰えていく息子と父との闘病生活ではなく、父親の執念
とも言うべきものが、時として博士を遠ざけたり、犯罪を
犯しかけたり、色々あるのですが、子を持つ親というものの
執念というのでしょうか、そちらばかりに目を奪われがちで
もう少し子供との触れ合いや、博士とのやり取りなどを
見せてくれたら良かったのにとは思いました。

でも実話をもとにしているし、現実ってのはこういう内容
のものが多いのかもしれませんね。




【評価】
 (3.8点/5点満点中)

 小さな命が呼ぶとき HP


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