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パッセンジャーズ

2010-02-12 | 洋画(な・は)
 パッセンジャーズ
 


  あらすじ 
セラピストのクレアは、飛行機事故で奇跡的に生き残った
5人の乗客の、トラウマ的なストレスを治療する役割を突然
命じられる。彼女は生存者たちの記憶から浮かび上がる数々
の謎を解き明かそうとする。だが、患者たちは自分たちの
記憶と航空会社の公式説明の食い違いに悩み、自分たちの
記憶も曖昧になってくる。やがて、事故の核心に近づくたび
に患者たちが次々と失踪しはじめ、彼女の周辺でも不可解
なことが続発し始める。

【出演】
アン・ハサウェイ
パトリック・ウィルソン
デヴィッド・モース
アンドレ・ブラウアー
クレア・デュバル




  感想  ※ネタバレ注意

飛行機事故で奇跡的に生還した乗客のカウンセリングを担当
するセラピストが、不可解な事態に巻き込まれていく心理
サスペンス。



奇跡的に生還した乗客のセラピストをまかされた女性がその
乗客たちを通して、真実に近づいていく物語。

セラピストを演じるのは『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ。
最近、色んな映画で見かけることが増えた彼女。
この作品では、真面目なセラピストを演じてラストの真実へ
近づくにつれその演技力も中々良かったです。

この映画は一見、サスペンスのように見えるが、結末を知って
から初めから観るときっと見方が変わるだろう。

ただ、サスペンスとしても中々優秀な出来だと思う。
それくらい関係ないと思われる姉のことや、おせっかいな隣人
などが不気味に感じさせ、それが真実に近づくにつれ大きく
なってくるから大したものだと思う。


人は死んだ時、その魂や心が残るものなのかはわからない。
でも、そうだとしたらその魂はその自分が死んだ事実を求め
彷徨うことだろう。
しかし、それでは「シックスセンス」などと変わらないがこの
映画の素晴らしいところは、セラピストで真面目な性格の彼女
だからこそ事実を受け止められずに彷徨う繊細な心を、多くの
愛する人々がやさしく少しずつ包んでいくのがわかるから。

ラストの真実を知り「きみのところへは誰が来てくれた?」と
言われた時に様々な人々を思い出すシーンは感動でした。

あんな風に迎えられたなら…と涙です。
きっと観終わった後に、切ない気持ちと一緒に幸福感も味わう
ことが出来る映画だと思います。




【評価】
 (4点/5点満点中)


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