【開店編】?出店に必要な費用を試算する《開業費》⑧

GW突入！
飲食店に働くみなさんにとっては、大忙しウィークの方も多いですよね。
お互い、頑張りましょう！！

今日は【開店編】?出店に必要な費用を試算する＜開業費＞⑧
＜開業前人件費＞について。


＜開業前人件費＞とは、お店の工事終了後、店の準備・教育・テストランのため
社員やパート・アルバイトに支払う人件費です。

工事が終了してから行う開店前準備として、
食器や厨房備品・食材等が次々に納品されるので事前にお店を清掃しておく、
納品物の検品・収納・不足品の買い出しを行う、などの仕事があります。
（店舗面積20坪のお店で、約1～2日必要）

また、この間に、スタッフにお店の仕事をマスターしてもらうための教育と、
実際に仮想でお店を運営している状態を作り出し、作業効率・動線の確認や、
問題点を探り出すことを目的としたテストランを実施します
（店舗面積20坪のお店で、約３日以上必要）

開店時の印象は、その後のリピート率に大きく影響します。
この教育とテストランにしっかりと時間をかけることで、開業してからのクレームが激減し、
お店の繁盛へと繫がることを理解しましょう。

〈概算費用〉
　■ 開業前準備日数×スタッフ人数×時給×労働時間
　■ 教育・テストラン日数×スタッフ人数×時給×労働時間


次回は、＜開業前研修食材費＞についてです。


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【開店編】?出店に必要な費用を試算する《開業費》⑦

?出店に必要な費用を試算する＜開業費＞⑦
今日は、＜ユニフォーム購入費＞についてです。

ユニフォームは、お店の統一感を高める為の大切なアイテムです。

お店によっては、個人の私服のまま、店から貸し出すエプロンをつけて仕事をするところもありますが、
通勤中、私服に付着した店外の菌をお店に持ち込み、その菌が料理に入って食中毒の原因になることもありますから、安心な料理を提供するためにも、ユニフォームは用意すべきです。
（ユニフォームでの通勤することも同じ理由からNGです。）

また、キッチンスタッフが着用するコックコートなどは、
調理をしている最中に誤ってユニフォームに引火した場合でもすぐに脱げるよう設計されています。
安全な職場をつくるためにも、ユニフォームが欠かせないことを理解しましょう。

ユニフォームには、専門店で購入する業務用や、店名ロゴ等を入れオリジナルに作成するもの等に加え、
ユニクロなどの低価格な洋服を活用するケースもあります。
業務用とユニクロなどの低価格な洋服を比較すると、業務用は飲食店で働くための作業性が考慮されており
洗濯回数が多くても耐久力がありますが、初期投資が高くなります。
ユニクロなどの低価格な洋服は、初期投資を抑えられますが、
一般消費者向けに作られているため、業務用よりも作業性・耐久性は期待できません。


試算のための費用として、ここでは、業務用の場合を紹介します。
〈概算費用〉
ホール：ズボン・ブラウスセット　約１万円～×スタッフ人員数×２（着替え分）
キッチン：コックコート、ズボンセット　約13000円～×スタッフ人員数×２（着替え分）


次回は、?出店に必要な費用を試算する＜開業費＞⑧
＜開業前人件費＞についてです。


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【開店編】?出店に必要な費用を試算する《開業費》⑥

お立ち寄り下さり、ありがとうございます。

このブログでは、飲食店経営に関わる様々を、テーマごとに綴って行きます。

現在は【開店編】として、これからお店をはじめたいという方へ、
開店までに必要な費用について、具体例を挙げて解説しています。


今日は、＜求人広告費＞について。

求人広告費とは、店舗で働く社員や、パート、アルバイトの求人を行う為の広告費用です。

広告媒体は、雑誌やwebサイト、モバイルサイトを利用する
「フロムエー」「アルバイトニュース」「タウンワーク」等や
新聞内広告、新聞折り込み求人チラシ等がありますが、掲載は全て有料。

無料で求人を行う場合は、ハローワークを利用します。

また、ヘッドハンティングなどで経験や技術の高い専門職を求めるのであれば、
人材紹介会社へ依頼する方法もあります。

私の経験や、店舗からの情報では、
販売している求人雑誌媒体（有料誌）を利用した応募者は、
応募者数は少なくても「働きたい」という意欲が高い方が多く、
その反面、無料配布雑誌媒体やweb利用者は、応募者は多いものの、
面接を予定していても面接日に来ないといったケースも多いなど、
それぞれ、メリットやデメリットがあると言えます。

新聞広告は社員募集に効果が高く、主婦を対象とした求人は新聞折り込みチラシの効果が高いなど、
媒体ごとに特色があり、また、地域によっても効果的な媒体が異なるので、
店舗立地の特性（郊外・都市・駅近・ロードサイド・・・）を考慮し、最も効果的な媒体を検討して下さい。


〈概算費用〉
　紙媒体やweb求人費用：１回の掲載で３万円程度～
　　　　　　　　　　　　　掲載サイズによって料金が異なります。

　人材紹介会社費用：一般的に、採用が決定した場合、雇用するスタッフの年俸２５％程度



次回は【開店編】?出店に必要な費用を試算する《開業費》⑦
＜ユニフォーム購入費＞です。


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【開店編】?出店に必要な費用を試算する《開業費》⑤

今日は＜レジ購入費＞について。

レジには、
　１）レジ
　２）ポスレジ
　３）オーダーエントリーシステム
　４）センターエントリーシステム
と、大きく４種類あります。

１）レジ
　計算機機能、レシート印字機能、金庫（ドローワー）機能のみのシンプルなレジスターです。
　
　メリットは、購入コストが非常に安い。
　
　デメリットは、計数管理などに必要なのデータを蓄積できないため、経営分析に手計算が必要なこと。

　〈概算費用〉約１万５千円～


２）ポスレジ
　一般飲食店に多く取り入れられているレジです。
　
　メリットは、ネットやケーブルにより、計数管理（売上、商品分析、客層分析、客単価など）が
　データ化できることで、店舗運営を数値化して管理ができます。

　デメリットは、「レジ」も同様ですが、伝票を手書するため、キッチンスタッフが文字を見間違えて
　商品を作り間違えたり、ホールスタッフがテーブル番号を間違えて、他のお客様のテーブルへ提供し
　てしまうといったトラブルの原因になりやすいこと。
　また、スタッフによる無銭飲食などの不正を発見しずらい、という点があります。

　〈概算費用〉約２８万円～

３）オーダーエントリーシステム
　ハンディーターミナルという端末をホールスタッフが持ち、そこに注文内容を打ち込んで、
　キッチンへ転送するシステムです。
　
　メリットは、ポスレジやレジのように注文用紙をキッチンへ持って行く時間を短縮でき、
　キッチン内の各セクション（揚げ物、一品物、ドリックなど）にプリンターを設置すれば
　伝票を振り分けられ、ポスレジ機能も有していること。
　また、無銭飲食などスタッフの不正をかなり防ぐことができます。

　デメリットは、購入金額が４種類のうち最も高いこと。
　　
　〈概算費用〉約300万円～


４）センターエントリーシステム
　オーダーエントリーシステムのハンディーターミナルの代わりに、ホールのステーションに
　モニター（ターミナル）を設置する形で、オーダー時、ホールスタッフは伝票を手書きし、
　その内容をモニターに打ち込みます。
　キッチンプリンター機能は、オーダーエントリーシステムと同様です。

　メリットは、購入金額がオーダーエントリーシステムよりも安くなることと、
　伝票をキッチンまで持って行く必要がないこと。

　デメリットは、オーダーエントリーシステムと比較した場合、伝票に記載したものをモニターに
　打ち込む作業が二度手間となり、効率が悪くなること。
　　
　〈概算費用〉約250万円～


ホールとキッチンの距離やキッチンセクションの数など、システムと価格の両面から、
最適なレジを検討してみてください。


次回は【開店編】?出店に必要な費用を試算する《開業費》⑤
＜求人広告費＞です。

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【開店編】?出店に必要な費用を試算する《開業費》④

今日は、＜ホール備品費＞について。

ホールで使用する備品は、
トレイあるいは長盆、カスターセット（テーブルの調味料入れ、ナフキン立て、箸立てなど）、灰皿、
清掃用具、ドリンクを作る為の備品（ストレーナー、計量カップ、マドラー、栓抜きなど）、
サービストング、割り箸、紙ナフキン、トイレ用品などがあります。

購入先は、食器業者、厨房業者、中古ショップ、100円ショップですが、
ドリンクを作る為の備品は、100円ショプでの取り扱いがほとんどありません。
トレイや長盆は業務用が使いやすく、滑り止め加工が施されてたもの等は作業効率も高くお薦めです。　

〈概算費用〉
　例）開店する店舗が２０坪の居酒屋
　　　購入先：食器業者の場合　　50万円～
　　　※購入先・ 販売するメニューやドリンクによって異なります。


次回は、【開店編】?出店に必要な費用を試算する《開業費》⑤
＜レジ購入費＞の予定です。
レジの選択は、オーダーシステムによって大きく変わります。
いくつか代表的なものをあげておきますので、参考にしてみて下さいね。

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