化粧

　昨日,「ＮＨＫのど自慢チャンピオン大会２０１７」を見ていた。

２番目に出てきた人が歌ったのが、中島みゆき作詞作曲の「化粧」という歌。

私は、彼の歌を聴いていて、最後のほうには涙があふれてきた。

歌う前に、司会者が「親友を亡くした悲しみを、この曲に込めて歌う」と、まだ若いその青年のエピソードを

紹介していた。

歌い終わった時、彼の目にも涙が見えた。

１４人ほど歌い終わり、審査員による審査の結果、彼がチャンピオンに。

そしてもう一度、彼は歌った。

私はまた、最初から涙があふれてきた。

素人さんの歌で、泣くなんてあったっけ？

飾り気のない歌い方で、すーっと心に沁みてきたその歌。

すぐに、どういう曲か調べた。

中島みゆきは、特に好きでもなかったし、曲も全く知らなかったというか、聞いていたとしても心に残ってな

かったのかも。

同じ曲でも、歌い手により、違って聞こえることってよくあると思うし。



　歌詞を紹介する。

　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　化粧


　
　　　　　化粧なんてどうでもいいと　思ってきたけれど

　　　　　せめて今夜だけでも　きれいになりたい

　　　　　今夜あたしは　あんたに逢いに行くから

　　　　　最後の最後に　逢いに行くから


　　　　　　　　　　　　（中略）

　　　　　バカだね　バカだね　バカだねあたし

　　　　　愛してほしいと　思ってたなんて

　　　　　バカだね　バカだね　バカのくせにＡｈ

　　　　　愛してもらえる　つもりでいたなんて



　　　　　　　　　　　　　（後略）


さて、ＣＤ買いに行こうか？中島みゆきのでも。