ゆめる樹

10年前の夢を覚えていますか?

πρσ…ならされる・なる…νξο

2008-02-29 10:58:37 | みつめる…心身・霊魂


この国の社会から離脱しておりますが、
名刺を持っています。
それは
偶然の出会いに同じ匂いを持つ人に渡します。
自分で創った名刺には“魂の舞人”と書いています。
そう書くことによって
この世における自らのスタンスを決めておこうと思っているからです。

暇に任せて
書籍の流し読みをしています。
いつも利用している図書館で、異様な表紙の本が目に付きました。
『廃用身』―久坂部羊著―です。
老人ケア施設のX医師が
要介護老人の麻痺した手足をAケアと称して
身体から切り離してしまった話です。
それも体幹の根元から四肢を切断するという異常さです。
麻痺した手足は何の役にも立たず。介護の邪魔になるからという理由で
切断してしまったX医師の行動は不可解です。
手足を切断された男性は
家族(妻と長男)から虐待されていた長年の恨みを
手足切断後に妻と長男を考えられない殺害方法で果たし
自らも自殺します。
両足を切断された女性は、車いすから反対側に飛び降りて自殺します。
そして
Aケアと称し四肢切断を
高齢社会の介護負担の画期的手段だと実行したX医師自身も
薬と飲んで自殺した後、線路に横たわり自らの躯を切断します。
「私の頭は廃用身」と書き残して…
それでも
この本は
“X医師は老人医療の突出した先駆者…
いずれ「Aケア」のような療法を必要とする時がくる。
そのとき人々はX医師の慧眼を知るだろう”
と巻末を締めくくっています。

心の底が凍える怖い話です。

この国の思考方法が極端に表出した事件かもしれませんが
もはや
現代行われている
現代社会の人間行動の象徴のようです。

私たちは
人間社会のによって何物かにならされるのです。
殆どの場合、強者の意思によって弱者は操られ、
惨めな存在に陥ることを強いられるのです。
強者論理によって人間行動の規範が決められています。
それは
適所適材・効率主義・消費拡大・利益獲得…
諸々の人間の行動をようく見直してみましょう。
何者かによって〈四肢切断状態…〉にならされていないですか?
身動きできない状態に人間を追いやる現代社会です。

だからこそ
私は《魂の舞人》になります。

☆…を生きる

2008-02-21 12:32:02 | ひろがる…生命・宇宙

私たちは生きるために食べます。
この地球上の命を食べて生きています。
次の映画を見てごらんなさい。
…………………………………………………………………………………………………
映画『いのちの食べかた 』
 原題: UNSER TAGLICH BROT/OUR DAILY BREAD
 製作年度: 2005年
 製作国・地域: ドイツ/オーストリア 上映時間: 92分
 解説: 誰もが毎日のように食べている肉や野菜が食卓に並ぶまでの過程を
 追い、世界中の映画祭で大反響を呼んだドキュメンタリー。現代社会の食を
 支えるべく、大規模な機械化によって生産・管理される食料生産の現場の実態
 に迫る。
 監督は、ドキュメンタリーを中心に活躍するオーストリア出身の
 ニコラウス・ゲ イハルター。効率を徹底して追求し機械化された農業や、
 淡々と映し出される食肉処理の光景に、あらためて食や生きることの意味を
 考えさせられる。(シネマトゥデイ)
 あらすじ: 誰もが毎日のように食べている大量の食品は、どのような過程を
 へて消費者の手に届くのか? 現代人の命を支えながらも、ほとんど知られて
 いない食料生産の現場に密着。ベルトコンベヤーに注ぎ込まれるヒヨコの群れ、
 自動車工場のように無駄なく解体される牛など、大規模な機械化により生産・
 管理された現場の実態が映し出される。(シネマトゥデイ)
…………………………………………………………………………………………………

地球上の支配者と誤認している人間達の傍若無人な活動は
食べ方に現れます。
食物を命と思わず
利益を得るための貨幣換算物として捉えて
効率的生産に駆り立てる人々の行動が
現代社会の主流とされています。
私たちの食行動は
ごくごく一部の人達の一方的情報に押し流された結果なのです。
それは
肉を食べなければ、小麦を食べなければ、○△を食べなければ…
健康な身体を作ることができないと教えます。
けれども
実際は、流れ作業の薬漬けの肉や、農薬散布の小麦や野菜が
市場に流通し、食べさせられているのです。

もう一度
食べることを見直しましょう。

ベルトコンベヤーに注ぎ込まれるヒヨコの群れ…は
この国の教育の姿のように見えます。
学力テストによって
選別される子どもの群れ…
そんな中で
愛知犬山市教育委員会が学力テストに不参加を決定したそうです。
…………………………………………………………………………………………………
【学力テスト 愛知・犬山市教委、今年も不参加決定】
 ~2月19日16時58分配信 毎日新聞~
 昨年の全国学力テスト(全国学力・学習状況調査)に自治体で唯一参加しなかっ
た愛知県犬山市の教育委員会は19日、今年の同テスト(4月22日実施)への参
加問題を協議し、投票の結果、不参加を決めた。しかし、参加に意欲を示す田中志
典(ゆきのり)市長は参加派の教育委員の増員も検討中といい、なお曲折が予想さ
れる。
…………………………………………………………………………………………………

人々を戦争に追いやった日の丸に敬礼させ、
君〈天皇〉の世が続ことを願う『君が代』を斉唱させ、
学力テストでまた子ども達を選別するこの国は
本当に怖い国です。

やはり脱出しようと思います。
自らの命を生きるために
今まで“信じさせられてきた閉塞した価値観”を放棄します。
自らの魂を見るために
新しい思考法を学びつつ生きていこうと思います。

円○楽♪

2008-02-16 13:03:25 | つくる…文・絵・舞・創


すべては回りまわり円を描くよ
大切な何物かの回りを回っている点と
その真中にある求め続けているものは
実は同じものだと気付いたよ
円の回りに存在する無数の点と
中心に存在する中心点は
同一の思考法から誕生する
円は無数に存在し
無数の円を描くことが出来るんだよ

だから
楽しく楽しく○を描こうね。

今日
1から9の数字空き埋めクイズをやっていて思ったの。
「9個ずつの数字が縦も横も9マスもすべて1から9までの数字」
というルールなんだけれど
これって
この世の見える社会に縛り付けられた人間達の動きのようだと感じたの。

私たちはもっと自由に動いていいのよ。
そう
私たちはそれぞれの自由な○を描きましょう。
みんなの○が重なり合っったりすれ違ったり
大きな大きな○を描くのよ。
みんなが心の底から願って描いた○と○は
繋がり合って
時空を超えてどこまでも続くでしょう。

野の果てに…∝∞

2008-02-15 19:44:43 | みつめる…心身・霊魂
北海道新聞で次のような記事を載せています。
…………………………………………………………………………………………………
【知的障害者年金「横領」 札幌市、対応に遅れ 過酷な環境、06年に疑念】
(02/14 14:02)
 札幌市白石区の食堂で働いていた知的障害者四人が、
給与の未払いや障害者年金の横領があったなどとして、
食堂の経営会社「商事洋光」(白石区)などに損害賠償を求めた訴訟で、
札幌市は原告のうち三人と面談し過酷な労働環境にあるとの疑いを持ちながら
、八カ月間も保護などの具体的な措置を取っていなかったことが分かった。
中田鉄雄市保健福祉局長は「もっと早く実態把握すべきだった」と話し、
対応の遅れを認めている。
 市によると、札幌市知的障害者更生相談所は二○○六年十月、
療育手帳の更新の際に三人と面談し、
古びた服を着てつめの汚れがひどいことなどから労働環境に疑念を抱いた。
しかし、同相談所が市障がい福祉課に報告したのは○七年一月で、
さらに同課などが食堂の経営者に事情聴取したのは同年六月四日だった。
市は同月十一日、障害者年金が振り込まれていた通帳の提出を経営者側に求め、
四人を保護した。
 食堂の経営者は市に対し「障害者年金は会社の経費に充てた」と
流用を認めているという。
市は四人が暮らす寮を運営する社団法人「札幌市知的障害者職親(しょくおや)
会」に一九九三-二○○五年度、計約二千七百万円の補助金を支出したが、
この間、一度も現地調査をしていなかった。
…………………………………………………………………………………………………

またアサヒコムでは
その悲惨な生活について次のように述べています。
…………………………………………………………………………………………………
【知的障害者に「奴隷生活」 保護の4人、経営者らを提訴】
 ~2008年02月13日22時42分
 札幌市の食堂で住み込みで働いていた知的障害のある32~51歳の男女4人が
13~31年間、無報酬で劣悪な生活を強いられ、07年6月に保護されていたこ
とが13日わかった。労働時間は1日十数時間で休日は月2回。食事も満足に与え
られなかったという。4人は同日、「奴隷のように働かされ、障害者年金も横領さ
れた」などとして経営者らを相手どり約4500万円の損害賠償を求め、札幌地裁
に提訴した。経営者は現在、行方がわからないという。
 4人は、32歳の男性1人と35~51歳の女性3人。
定食類を出す札幌市白石区の「三丁目食堂」の調理室で調理や皿洗いを
担当していた。
 4人を保護して暮らしぶりを聴き取った弁護士によると、
4人は食堂2階の部屋などに住み、毎日午前6時ごろ起床。
仕事中はトイレに立っても怒鳴られ、午後10時ごろまで働かされた。
食事は残り物ばかりで、調理室の食べ物を持ち出してしのいでいたという。
 休みは月2回で、現金は週1回、銭湯代を渡されるだけ。
入浴は休日しか許されず、下着は汚れたものをずっと使っていた。
歯磨きも「仕事を始めてからほとんどしたことがない」といい、
保護時は緑色の歯石がびっしりたまっていたという。
 4人は長期にわたって恐怖感を植え付けられ、
逃げ出すことができなかったという。
親たちも知的障害があるなどの事情で、
後ろ盾になれる状態ではなかったという。
 弁護士の電話相談に事情を知る人から情報が寄せられたことから、
4人は障害者施設に保護された。
発見時は4人ともやせ衰え、繰り返し「早く食堂に戻らないと大変なことになる」
とおびえていたという。
 食堂の経営者らは4人の障害基礎年金の手続きも無断で行い、
約2600万円を横領していた疑いもあるという。
経営者は弁護士に「面倒をずっと見てきた。責められることはない」
と話したという。
 弁護士は
「自己主張のすべがないのをいいことに、奴隷のような環境で人格をおとしめた。
裁判を通じて警鐘を鳴らしたい」と話している。
…………………………………………………………………………………………………

インターネットでもニュースでも、殆ど流されていない記事なので、
転載させて頂きました。
この記事を問題視しないのが
この国の現代の姿です。
なぜなら、この事件は、この国の社会の縮図だからです。
大企業の下で非人間的労働に甘んじる派遣社員、
同じ仕事をしながらも差別的待遇を受けるパート労働者、
年齢や性別等を理由に労働社会から閉め出される人々…
そんな不条理な社会に気付かせないためにも、
この記事は見せない方がいいのでしょう。
ともすれば
この社会を面白可笑しくして
他人事のように世の中を見させ
この社会は自分ではどうにもならないものだという諦念を抱かせるのが
この国のメディアですから…
けれども
私たちは
この社会の不条理に気付く努力をいたしましょう。


こう書いていたらば
『ビルマの竪琴』の映画 (先日逝去された市川氏監督)が
テレビで放映されているのを、ふと見ました。

抵抗できず自らの意思を声にすることも出来ない
弱い人々を
福祉という名の下に食い物にするこの国の社会を目にしているので、
この映画を見ると、涙が出てきました。
戦死した人々の屍をそのまま放置することができなかった
水島の生き様は何と人間らしく純粋なのでしょう。
エメラルド色のインコを肩に乗せた水島が
この世の人間の業を弔いながら
今も彷徨い続けているような気がします。
この世とあの世を結ぶ野の果てから
水島の弾く竪琴が聞こえてきませんか?
ビルマの国の土は赤く
そこからは紅い宝石ルビーが算出されるそうです。
戦うこと放り捨てることのできない男達には見えないけれど、
その色は戦争で殺戮された弱い人達の血の色に見えます。

私も
水島の竪琴の後に続いて
野の果てを彷徨い舞い歩こうと思います。

絵を描こう♪

2008-02-05 11:02:18 | つくる…文・絵・舞・創


一日一絵を実行されている人を知りました。
46歳で筋ディストロフィーに侵された野崎耕二さんです。
野崎さんの画集『一日一絵第十集~闘病絵日記730日』を読みました。
時の経過とともに不自由になる身体で
毎日絵を描いて生命の灯を燃やし続けております。
野崎さんがこれからも絵筆を握り続けられますように
心から祈っております。

私も
また思いつくままにマウスの自由画を描いてみようと思います。
最初に創ったHPでは
マウス自由画と詩文が主でした。
そこで
夢を見つめ夢を語り夢を実現させていく足場になればと
願っていました。
もう一度、原点に戻りましょう。
日々の生活を大切に
出来ることで生活の糧を得て、
絵を描き、文を書き、舞を舞い、
この身体を愛おしみ、心清らかに
いまこの一瞬を楽しみましょう。

寄り道・回り道・迷い道…∞

2008-02-03 16:48:48 | つながる…人間・社会


寄り道・回り道・迷い道…∞
 許されないことと長い間思いこんできました。
でもね
寄り道・回り道・迷い道…∞
 生きていく道を豊かにしてくれます。
 今日は温暖なこの地にも雪が降りました。
寄り道・回り道・迷い道…∞
 この地がいずれの道か知らないけれど
  生きる幸せをいっぱい感じていたいね。