小田代ヶ原にて仰ぎ見る日光連山
2日目はまたとない晴天に恵まれ、出発前の天気予報への不安は杞憂に過ぎませんでした。
やや興奮気味の私は夜中にも何度も目が覚め、朝が待ちきれません。
夫の深い眠りを妨げぬように次第に明け来る窓外を、幾度もそっとカーテンの端から覗きみました。
真っ白な雪景色に今回の旅行のメインイベント、戦場ヶ原、小田代ヶ原スノーシューハイキングへの期待が膨らみます。
前日の小雨は夜中に小雪に変ったのでしょうか。一層白さが際立って美しい朝でした。
朝食前にひと散歩。モルゲンロートの山々が目に沁みます。
だいぶ陽が高くなりました。真っ青な抜けるような青空です。ヤッター!
緑のラインを歩きます。湯滝→泉門池→戦場ヶ原→小田代ヶ原→赤沼茶屋。
約8キロ、休息、昼食タイムを入れて4時間半の行程です。
殆どアップダウンのない平坦な道で誰でも歩けるスノーシュー入門、初級用コースです。
湯滝駐車場まで休暇村の車で送っていただき、スノーシューを履き、軽く準備体操。
前日の練習ハイクのお蔭で皆手馴れたものです。
<湯滝>
湯滝の観瀑台に下る階段は凍りつきツルツル。
ガイドのHさんとホテル従業員の方が早朝私たちのために一生懸命氷を削ってくださったそうです。ありがとうございます。
湯滝は凍ることもなく、滔滔と豊かな水量を湛え勢いよく流れていました。
<この坂にはちょっと皆苦労したかな?> <樹木の説明を聞くツアー参加者>
所々に熊棚(熊が栗や木の実を食べその枝を木の上に残していったもの)もあり、あんなところまでツキノワグマは木登りをするのかと、可愛いやら恐ろしいやら。
昨年秋の戦場ヶ原 小田代ヶ原での熊出没騒ぎを思い出しました。
あちらこちらで真っ白な雪のキャンパスに木々の陰が不思議な幾何学模様を織り成していました。
ピュアーな雪の白さに優る純白はあるでしょうか。そう思いたくなるような白銀の世界です。
スノーシューは何処でも自由に歩けると言われていますが、やはり自然保護のためでしょう。
戦場ヶ原、小田代ヶ原ではルートは決められ、踏み跡もしっかりつけられ、雪に埋まるということはありません。
正直言うと、ちょっと道外れてみたかったな~。午後の夫とふたりっきりのトレッキングでは埋まってキャ~がありましたが・・・。
泉門池(いずみかどいけ)で最初の休息。この池はどんな厳寒でも凍ることなく、池の西はしから地下水が湧き出ています。
後方に見えるのは白根山と並んで日光連山の代表的な山、男体山。美しい山容ですね。
この先で小田代ヶ原に入ります。「入ります」とわざわざ書いたのは何故か小田代ヶ原は柵で覆われ何箇所かゲートがありました。
鹿の侵入を防ぐためでしょうか。
歩き始めて2時間半。もうこの頃にはスノーシューを履いていることえ忘れてしまうほど、スノーシューに慣れ、
楽しくて仕方のない私!かなりのハイテンションです。
私の後方、落葉松とミズナラの木に囲まれ白く凜と立つ白樺は、小田代ヶ原の貴婦人と呼ばれているそうですが・・・・。
私の方が貴婦人?なんちゃって!(冗談で~す)
このあたりは日光連山全容が見渡せる最も眺望の良いところ。ガイドのHさん曰く、ここまで一望できる日はそうはないと。
本当に素晴らしい雄大な眺めでした。(冒頭の写真)
パノラマで撮ってみました。
左から三岳 小太郎山 太郎山 小真名子山 女峰山(小真名子と大真名子の間にかすかに見える白い山) 大真名子山 そして男体山。
男体山に向けて雲が流れるように吸い込まれていく様子はとても幻想的、神秘的で、不思議な光景でした。
一度小田代が原のゲートをでた所に休息所の東屋があり、そこでランチタイム。
ホテルの用意してくれたお弁当を広げ、 ホテルからの温かいお茶のサービスも受けました。
もっと寒いかと思っていましたが、それほどでもなく、といって汗をかくほどの運動量でもなく、快適なスノーシューハイキングでした。
最終地点赤沼に到着したのが13時30分。ホテルからのお迎えのバスに乗り、帰着。
「ちょっと物足りなかったわ~。もっと歩きたかったな~」とポツリと言った私の言葉に、「よっしゃ!」と夫が反応。
解散した後、夫とふたり、私にとってはちょっぴり厳しい怖いトレッキングに!
そのお話はまた次回と致します。
尚、カメラは夫も私もコンパクトデジカメ。夫の撮影した写真も数枚拝借しています。
追記 (2月9日 11;45)
先ほど、嬉しいプレゼントが届きました。ラッシーママさんからの手作りお雛様!ホントに可愛い!
その愛くるしい表情に心がポッと明るくなり、自ずと笑みがこぼれてきます。
「欲しい方は遠慮なくどうぞ 」とおっしゃってくださった彼女のお声かけに厚かましくも一番に手を上げた私。
いくつになっても女は女、お雛様には幼い頃の郷愁を感じます。
ラッシーママさん、入院前のお忙しい大事な時に、お手数をかけました。本当に有難うございます。
大事に大事に致しますね。
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ようでよかったですね。
スノーシューは雪が深いほど楽しいです。
ここの小田代ヶ原は昨年の秋に歩きました。
小学生の団体に出会ってたいへんでした。
やはり山は晴れるに限りますね。
いつかご一緒に歩きませんか?
神々しい姿ですね~
絶好のスノーシュー日和でしたね♪
夢路さんのハイテンションが伝わってきました(笑)
眩しいほどの白銀の世界、
真新しい雪の上を歩きたくなるお気持ちよくわかります。
物足りなさを感じた夢路さんに、頼もしく応えてくださった旦那様との雪山トレッキング。
こちらにも興味津々です(*^^)v
スキーの技術がなくても雪景色が観れるんですから良いですね~。
最近、流行っているんですか?
夢路さん、楽しそうにステキに写ってますよ!
パノラマの山も圧巻で行った気分になりました(^^)
これは、本当に最高のスノーシュー日和です。素晴らしい天気に恵まれましたね。
ちなみに、私は湯滝から泉門池→戦場ヶ原に2回スノーシューで行っていますが…。
私らしい天気で白い世界しか思い出がありません。
こんな青空の景色の中を歩きたいです。
素晴らしいデビューになりましたね。(^^)/
新雪の上を歩くと言うわけにはいかず、かなり踏み固められた固い雪でした。
もう少しフカフカの雪だと尚いっそう面白かったでしょうね。
スノーシューにはすぐに慣れました。
軽いものなのですね。驚きました。
すっかり私の足になじみ、履いているのを忘れるほどでした。
私はどちらかというと雨女ですが、主人は晴れ男!
主人が勝ちでよかったです。
外れてくれて嬉しいです。
素晴らしいスノーシュー日和でした。
夏ルートを歩きましたが、木々の葉のおい茂る夏には決して遠望できない日光連山の全貌を仰ぎ見ることができました。
四季折々いろいろな顔を見せる奥日光、いつ訪れても楽しめるところです。
mintさんのお住まいの地域では、スノーシューハイキング、いくらでもできますねますね。
3月初旬には蔵王に出かけようかと思っています。
書き込んで頂き有難うございました。
早速開いてみました。
今回も素晴らしい景色と楽しそうな様子が
文面からこぼれおちています。
良いなあ~、早速友達に当たりましたが、私の友達は
皆73歳以上で足腰を痛めて同行拒否されました。
マキノは日帰りで梅田からバスで行くコースでバッチリと
思ったのです。
しかし乍ら同行者の事も有りますが、孫が今年は
受験の年で、やはり気分的に今年は断念すべきと
残念な結果を選びました。
夢路さんのブログで行ったつもりにします。
後日また機会があれば今度は是非、だんだんさんも
味わられたスノーシューの楽しみを味わいたいと思っています。有難うございました。
>孫が今年は受験の年で、やはり気分的に今年は断念すべきと
そうですよね。お気持ちよく分かります。雪はまた来年も降りますし、あざみさんはとてもお元気。
まだまだチャンスはあります。来年の楽しみにとっておいてください。
それからこういうツアーは結構1人参加が多いんです。
私もよくひとりで参加します。すぐに皆さんと打ち解けられます。
山をなさる方たちはとても気さくですものね。
だんだんさんのスノーシューは本格的。私のはお遊びです
今の私にはこれが精一杯。だんだんさんには憧れます。
行動的な夢路さんに憧れます
父はスキー、母はアイススケートが得意でしたのに
娘は数回しか付き合いませんでした
ゴルフ少々、テニス少々、水泳は一時嗜みました
今はダメですね~
来年は少し運動量を増やさないと・・・
鬼に笑われますかしらん
スノーシュ時々してます。撮・秋とは 違う楽しみ、景色に出会える良さが 好いですね。