ブンブンプロジェクト

ビキニ核実験で被曝したマーシャル諸島・ロンゲラップ環礁の人々との交流、再定住・生活に関する支援活動を行っています。

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「福竜丸だより」記事

 | 関連情報
 第五福竜丸記念館ニュース「福竜丸だより」に、以下の記事を掲載させていただきました。長いですが、転載させていただきます。ご了承下さい。
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揺れる心を理解し、
ロンゲラップ島民の帰島・再定住への道を支援
 
 今年七月三一日から八月七日にかけ、私たちブンブンプロジェクトのメンバー3名と高田純・札幌医大教授は、マーシャル諸島共和国の首都・マジュロを訪問し、ビキニ水爆実験で被曝したロンゲラップ島民との交流を深めました。今回は、一九九九年に実施したロンゲラップ島の残留放射能調査結果の公式報告会を開くとともに島民の前歯の残留放射能調査を行うこと、今後の科学調査活動について相談することが目的でした。
 
ロンゲラップ島の放射能を調査

 ロンゲラップ島民は、一九五四年のビキニ水爆実験によって汚染された島を離れ、いまだに他の島で暮らしています。
 ロンゲラップの人たちが故郷に帰り、自立した生活と文化を取り戻すためには、島が安全で安心できる場所だということが証明されなくてはなりません。しかし、島民はアメリカのデータや判断を信用していません。そこで、私たちは、島民が帰島の是非を判断する材料として、利害関係がない科学者の客観的データが必要だと考え、高田教授と共同で残留放射能調査を始めました。一九九九年七月の第一回目のロンゲラップ島現地調査では、表土の放射線量調査やクローンアップ工事中の労働者の体内被曝量調査などを行いました。結果は、「現時点ではロンゲラップ本島の残留放射能のレベルは低く、再定住は可能」というものでした。ただし、環礁内の他の島からヤシの実やヤシガニを獲り、魚や放し飼いにしてある豚、鶏を日常的に食べた場合の調査を行う必要がある、という意見が付けられました。
 そして、今年1月、ロンゲラップ選出国会議員のアバッカ・アンジャインさんから、高田教授の現地調査を継続して欲しいとの要請があり、今回の私たちの訪問になったわけです。
 
現地で調査結果報告会を開催

 一九九九年の調査結果に関する公式報告会は今年八月三日夕方から、ホテルの庭にある集会場で開かれました。報告会で高田教授は、一九九九年の調査結果からわかる危険度や広島など世界の被爆地との比較、前歯のベータ線測定の意味などについて説明しました。さらに来年以降の現地調査、前歯調査の継続、アメリカの調査データの検証などを行うことができることを表明しました。1時間余の説明が終わった後、帰島後考えられる健康問題、産まれてくる子どもたちへの影響などについて質問があり、さらに約1時間の熱心な質疑応答が繰り返されました。
 
来年以降の調査活動で合意

 ロンゲラップの人たちの心情は複雑です。島に帰りたい気持ちは募っても、身近な人が次々と死に、出産障害を目の当たりにした経験から放射能に対する恐怖を振り払うことができません。ポイズン(放射能毒)がある限り島に帰ることはできないと言うのです。また、自分たちを被曝させ、研究の対象にはするものの十分な治療をせず、調査データを隠してきたアメリカ政府や科学者の言うことは信用できないので、安全性を判断することができません。
 私たちは、ロンゲラップ環礁が、いま島民が住んでいるどの島よりもはるかに豊かな自然に恵まれていることを知っています。そして、彼らの心の底には強い望郷の念と帰島の意思が根付いていることを感じています。今回の交流でも、私たちが客観的で科学的なデータを提供でき、ロンゲラップの人々が帰島・再定住に関して自ら判断して行動できれば、という思いが強まりました。
 滞在の最終日には、今後の調査研究活動についてロンゲラップ村、高田教授、ブンブンプロジェクトの三者が共同で進めるという内容の覚書を締結することができました。来年八月に次の調査が行われる予定で、ロンゲラップ環礁全体や近くの環礁における残留放射能を測定し、昔のような暮らしをした場合の被曝の度合いについて分析することになります。
 
「豊かで幸せな生活」をめざして

 ロンゲラップの人々の帰島がかない、海の民として豊かで幸せな生活を取り戻すことができればすばらしいことです。その日をめざしてブンブンプロジェクトの活動は続くことでしょう。皆様方のご協力ご支援をお願い申し上げます。

                            以上
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「福竜丸だより」でブンブンを紹介

 | 報告
東京・夢の島にある「第五福竜丸展示館」
http://www.d5f.org/top.htm
のニュース「福竜丸だより」11月1日号に
ブンブンプロジェクトの活動紹介を掲載させていただきました。

長崎原爆資料館の多以良館長の寄稿と見開きになっており、
館長は「第五福竜丸展」を紹介する中で
「くわえて、ビキニ水爆実験で放射能症になった福竜丸の乗組員や
マーシャル諸島住民の苦しみ、怒り、悲哀などを理解してもらいたい」
と言及されています。

私たちは、核の問題から逃げることはできず、
核の時代、核社会のなかに生きていることを感じます。

福竜丸のWebにニュースの内容が掲載されていないようなので
次回に原稿の内容をご紹介します。
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Webマガジン「風」をご覧ください

 | お知らせ
新書マッププレスWebマガジン「風」に
ブンブンプロジェクトを紹介する記事を
掲載してもらいました。
下記のURLをご覧ください。
http://kaze.shinshomap.info/report/gaikokujin/03.html
このサイトは、新書データベースを連想検索できる「新書マップ」が
基になってできた読み物のページです。

今回の記事では
島田さんの写真を多く使わせていただきました。
その一つがこのマジュロの空撮写真です。
海の色がきれいですね。
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マーシャルの子ども達

 | 報告
マーシャル諸島には子どもが多い。今はどうか確かめていないが、以前は出生率が世界一でした。
今回の訪問では、出歩くことができなかったのであまり子どもの顔を見ませんでした。
子どもとの接触を図ろうとした彬君も、調査の手伝いもあり、うまくいかなかったようです。
マーシャルの子ども達は小学校4年生から英語を学ぶので、
英語でもある程度意思の疎通はできるはずですが、
やはり英語は第二外国語ですから、マーシャル語ができないと
子どもと話をするのは難しいように思います。
とりあえず、上西彬君撮影の子どもの写真を紹介します。





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報告会の報告

 | 報告
だいぶ遅れてしまいましたが、9月23日(金)午後5時より、東京・水道橋で「マーシャル調査ツアー報告会」を開きました。参加者は10名。マーシャルでの「残留放射能調査報告会」のビデオをみんなで見てから、報告会や前歯のベータ線測定調査などの報告を行いました。また、来年度の調査活動に向けて、今年中に会報(ブンブン通信)を出すことを決めました。会員の皆さんのご意見を多く掲載したいので原稿を事務局までお送りください(締切:11月中旬)。
事務局の連絡先は
メール bumbum@erix.com
FAX 0468-75-9671  です。
また、活動資金が必要なのでカンパもお願いします。
「郵便振替00250-4-66337 ブンブンプロジェクト」です。

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通訳で世話になりました

 | 報告
マジュロでは、ミズタニさんに連日つきあっていただき、通訳をしていただきました。ミズタニさんはレントゲン技士をしていた人で、マーシャル語、英語、日本語が使えます。

(ロンゲラップ村オフィスの廊下で清水さんと)
カナメ・ヤマムラさんには、これまでよく通訳をしていただいていますが、今回は「ロンゲラップ島放射線量調査第一次報告会」で、ミズタニさんと一緒に通訳をしていただきました。現在のマーシャル諸島共和国大統領の義父にあたるそうです。
お二人とも日系人です。

(報告会で、清水さんの通訳をするカナメさん)
ついでに、報告会の会場を紹介します。
宿泊したRREホテルの庭にある集会場で、伝統的な様式の建物ですが、ちゃんとマイクもプロジェクタも使えました。
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グアムからマジュロへ

 | 報告
成田空港を7月31日夕方出発、コンチネンタル航空機でグアムへ。グアム空港ロビーで仮眠(できた人、できない人あり)。テロ対策での出国チェックは思ったほどではなかったが、前回入れた待合いのスペースには入れなくなっていた。そこだと体を横たえることができたのだが。
未明、グアム発。やはりコンチネンタル航空機。マジュロまで、トラック、ポンペイ、コスラエ、クワジェリンと寄っていく。マジュロの後はジョンストン、そしてハワイとなるのだが、ジョンストン島は米軍基地の島なので、乗り降りの人がいないとおりないそうだ。今回、コスラエも通過。客が誰もいなかったためか?天候は悪くなかった。
途中の島と雲の写真をご披露します。珊瑚礁の島も途中までは山、川があり、沈降して大きな環礁になっていく様子がわかります。
雲も空から見ると、湧き出てくる様が分かり、台風はこうして発生するのか、と納得。勉強になるのです。




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マジュロで会った人々

 | 報告

サヨナラパーティで、プレゼントの指輪を喜んでくれました(アレ、指輪をしているはずなんだけど、見えませんね)。マーシャルでは小学校4年生から英語を学ぶそうですが、写真の二人とも英語を話すことができます。

マジュロ病院に隣接して「177HEALTHPLAN」がありました。被曝4環礁(エニウェトック、ビキニ、ロンゲラップ、ウトリック)の被爆者のカルテが保存されています。アバッカさんの紹介で訪問しました。


第一番のキーパーソン、アバッカ・アンジャインさんの紹介が遅れました。ロンゲラップ選出の国会議員で、島民の被曝問題に取り組み、1985年に島を出るときに国会議員だったチェトン・アンジャインさん(ジョンさん、ネルソンさんと兄弟)の娘さんです。チェトンさんの話は、島田さんや清水さんの話によく出てきます。今回は、毎日のように世話をしていただき、前歯ベータ線調査では、検査に来るように電話をかけていただいたりもしました。
(高田純先生とアバッカさん)
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ロンゲラップの人々と

 | 報告

旅程の順番の通りにはいきませんがこれからマジュロや旅の途中での写真を紹介します。
これは、8月5日、サヨナラパーティ(RREホテルのレストランで開催)のあと、ホテルロビー前で撮影したものです。早めに帰った人や知り合いとしゃべっている人もいるので参加者全員ではありません。
前列左から、清水谷子さん、通訳のミズタニさん、渡辺幸重
後列左から、上西彬君、ネルジェさん、リジョンさん、アバッカさん、高田純さん
(あとの男2名の氏名は不明)
です。
みなさん、ご機嫌でしたね。
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会報「ブンブン通信」第20号ができました

 | 報告
ブンブンプロジェクトのメンバー3名と高田純・札幌医科大学教授は7月末から1週間、マーシャル諸島共和国の首都・マジュロ環礁において、1999年のロンゲラップ残留放射能調査結果の報告会およびロンゲラップ島民を対象とした前歯ベータ線測定調査を行いました。ロンゲラップ島民と共同で、来年夏にロンゲラップ環礁およびその周辺の環境および食料の放射線量測定、資料収集活動を行うことが合意されました。
詳しくは会報をご覧下さい。
「ブンブン通信」20号
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