熊子通信

「生かして頂いてありがとう御座位ます」 最強の祝詞です。
by伊勢白山道リーマンさんより

秋の味覚 栗の渋皮煮

2005年09月25日 | グルメご紹介
 秋も深まって来ましたね。本州からは、いよいよ生栗が出て
来ました。北海道の栗はもう少しかな。今日は生栗を使った、
渋皮煮をご紹介します。
 ちょっと時間がかかりますが、秋の夜長がに、こつこつと
こんなマロン作りもロマンでっせ。


①材料:生栗適量 重曹 砂糖 ブランディー


②栗の渋皮を破らないように、鬼皮を剥いてください。



③静かに、丁寧に鬼皮を剥くと、こんな感じです。


④今回は生栗1キロを頑張って剥きました。


⑤鍋に渋皮栗を入れ、必ず水から煮ていきます。
 水はタップリにしてね。
 そしてアク抜きに重曹を大さじ山盛り1杯入れてください。


⑥煮だってきますと、重曹が効いて泡だってきます。


⑦こんなに泡が出てきます。これはアクですので、コマ目に
 アク取りをしてください。エグさがなくなります。
 

⑧栗が踊らない程度に、煮だった後は、コトコトと約10分
 煮てください。


⑨10分煮た後は、鍋肌に沿って水を流して、汚れた水を
 流していきます。栗に水が当たると割れますので、丁寧にね。
 そして、栗が水から出ないように注意です。


⑩冷めた栗を今度は洗います。渋皮の汚れをブラシを使って、
 静かに洗います。私は山切りカットを使用です。


⑪こんな感じが、ブラシで洗うと、、、


⑫筋も綺麗にはがしてね。


⑬そして、こんなに綺麗になります。


⑭⑤同様に、もう一度、鍋に洗った栗を入れて水から煮ていきます。
 必ず重曹をスプーン山盛り1杯入れます。まだまだ真っ黒なアクが
 出てきますので、丁寧に取ってください。

⑮⑨同様に水を流しいれて冷ましていきます。
 この段階で、まだ栗の汚れがあれば洗ってください。

⑯また必ず水から煮てください。3回目に煮るときは重曹は入れません。
 3回目も10分程度煮てください。そして静かに水を流して冷まして
 いきます。


⑰4回目も必ず水から煮てください。もう殆どアクは出ませんので
 砂糖を適量入れて、最後も10分程度、煮て行きます。
 かなり柔らかくなりますから、渋皮が破れてしまった栗は別鍋で煮て
 ください。こうしないと、シロップが濁りますから、成功した栗とは
 別鍋扱いします。

⑱柔らかく箸もスーと通ればOKです。
 火を止めて香り付けのブランディーを少々入れると高級感がでますよ。


 秋の味覚の渋皮煮の完成です。
初めて渋皮煮を食べたのは10年前でした。感動しました。
いつか絶対に作ってみたいと思いながら、4年前から挑戦。
 瓶詰めにして、お正月まで保存し、貴重なお飾りに使ったり、
アイスクリームに乗せて一緒に食べたりと、ブランディーの
香りが素敵な一品ですよ。是非、みなさまも作ってみてね。

※現在、横浜の兄が来ています。連日兄を連れて道東を
 巡っています。次回はブログで兄を紹介したいと思います。
 お楽しみに、、、。


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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
熊子さん、こんにちは (polo181)
2005-09-26 13:46:01
渋皮の向けたいい男とか言いませんでしたっけ?まぁ、この調理法は私には無理ですね。あまりにも手が掛かりすぎています。でも、食べる方はお任せあれ!栗、大好き人間ですから。栗は入手しやすい。でも、それの調理が厄介です。よくまぁ、ここまでやったものだ。お兄さまのご登場を期待しています。では、またね。
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秋ですなぁ (酔歩)
2005-09-26 20:32:08
これは中々手が込んでおりまするな。私もめんどくさいのは苦手ですゾ。栗は好きですね、特にマロングラッセは好きだなぁ。熊母様はほんとに手料理が好きですね。主婦の鏡じゃ!!うちの嫁さんにも少しは見習ってもらいたい。

ところでお兄さんも熊族の方なのでしょうか?体型だけでいいですから熊族の写真をいつか公開して下さいネ。
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polo181さまへ (熊子)
2005-09-26 22:12:37
兄は今夜の便で無事に戻りました。機内満員御礼のようです。今が道東観光人気時ですからね。また寂しい秋になりました。栗の渋皮煮、難しそうで簡単なんですよ。ただ手間がかかるぐらいです。男の人は意外と栗が好きですよね。作り甲斐があります。こうして、一つ一つ、レパートリーを手探りしながら、身につけて、いつか、まだ見ぬ孫ちゃんのために、着々と準備中です。
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酔歩さまへ ()
2005-09-26 22:20:45
くくく、、熊の兄ですからね、そりゃー素敵な兄でっせ。次回にご期待をばね。健脚でタフマン。兄の鏡です。今回も手作り北の味をズッシリと持たせてしまったわ。若、奥様にいろいろ作ってほしけリャー、そりゃーあんさん、喰い歩きせにゃー。こんなん、家で喰いたい、ゴロニャンとくりゃー、そりゃー、作りたくなるのが母性でっせ。てな、熊一家の秘話公開。まぁ~、あと10年後、じっくり、甘えてみんさいな。女も年重ねて、熟成だっせ。なんてね。
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こんばんは。 (haitty)
2005-09-26 23:39:58
熊子さん、ご無沙汰しています

クリの渋皮煮が好きで

去年作ったのですが

見事に失敗。

それでなぜ失敗したか解りました

クリが割れてしまったのです

クリを冷ますときに水があたったから

いけなかったのですね

今年また作ってみます

今度上手くいきますように

ありがとうございました。_(._.)_
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haittyさまへ (熊子)
2005-09-26 23:49:58
温かい栗は空気に触れても割れ易いようです。それで、慎重に鍋肌に沿って水を流しいれて、栗は空気に触れないように冷ましていくようです。最初に作ったときは、渋皮を何度も剥してしまい、成功した栗は半分でした(笑)。ブロークンマロンは家族の口に。成功した栗はお客様にと、不平等でした。やっと昨年、まともに作れて、これも訓練でした。私はいつかは高いですが丹波の栗を使って作ってみたい。それがこれからの夢です。でも北ではなかなか手に入りません。今年は茨城産です。
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いいなぁ (hanafumi)
2005-09-27 00:20:07
ゆっくりこんなことが出来たら‥‥

美味しかったでしょうね。

子供たちが家にいたころは、しょっちゅうやってました。ものぐさの私はそのままゆでて、翌朝まで放っておくと外の皮も簡単にむけるし、甘味も逃げない‥‥

もう、昔の話です。
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熊子さん、こんにちは (polo181)
2005-09-27 15:15:05
なかなかお兄さまが登場しませんが・・笑

私のブログも見てくださいね。お願い!
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すごいなー (ラベンダーK)
2005-09-27 20:10:24
おいしそうですね、熊子さん!

手の込んだものは私には無理そうだな・・

おいしい味を想像して、いつか挑戦してみます(いつになることか

お兄様との道東巡り、楽しみにしています♪
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まさに驚きです (じゃこしかです)
2005-09-27 20:44:03
 熊子さん今晩は。

熊子さんの色々な方面での物知りには、本当に驚き感嘆しております。先ず上げられた材料を見て、熊子さんの凄さを感じました。

 恥ずかしい事ですが、重曹はパンなどを作る時に使うものだと思っておりました。私がこれまでに口にしたことのあるのは、茹栗・甘栗それに栗御強(ご飯)くらいなものです。



 大好きなお兄さんとご一緒に旅行が出来て、本当に良かったですね。
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