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大小迫 つむぎの家

よみがえれ!大小迫の里山。 人と人、人と自然をつなぎ、つむぐ「つむぎの家」

陸生ホタル

2012年06月27日 | 昆虫

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ムネクリイロボタル(ホタル科)

ムネクリイロボタルは名の通り前胸部が栗色、体長7mmほどの陸生ホタルで幼虫は光るが成虫は光らないそうです。昼間活動するホタルで森の中の笹の茎にいました。

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オバボタル(ホタル科)

昼行性で森の中でよく目にするホタルです。

成虫は花の蜜などを食べますが、幼虫は肉食性の夜行性でミミズなどを捕食、発光器を持ち、羽化直後は発光しますがその後はほとんど光らないようです。

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オバボタルは、発光ではなく触角が発達しており、フェロモンによって配偶行動を行うそうです。

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ベニボタル(ベニボタル科)

ベニボタルはホタルと近縁ではあるがホタルとは異なり発光はせず、林の中に住み昼間活動します。写真はコクサギの葉の上で交尾しているところで、上がオス、下がメスで雄と雌は触覚で区別、メスの触角はのこぎりの刃のように見えます。

今回は、裏山で出会った昼間活動する陸生ホタルですが、水田に発生するヘイケボタルの出現も間近です。昨年、ヘイケボタルを最初に見たのは七夕の7月7日でした。

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このところ三陸地方は雨が降らず、空気の冷たい日々ですがホタルブクロが咲きました。

子どもたちがホタルブクロの花にホタルを入れて幻想的な光を楽しむ日も間もなくやってくるでしょう。