日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

ラスト・フレンズ、Around40、ごくせん、絶対彼氏

2008年05月06日 01時10分48秒 | 旅行
 日本旅行からブラジルに帰ってきた今年の1月末以来、ブラジルのテレビ番組を全然見ていない。ポルトガル語だと、どうしても神経を集中させて番組を見ないと理解できない。単純にそれが億劫なのである。自分のポルトガル語能力を向上させようという意識が今薄れてしまっているのが原因だと思う。僕の場合、そういうやる気がある時期とない時期が交互に来るので、今はやる気のない時期だということで、そのうちまたテレビを見だす時期がくるだろうと気楽に考えている。
 
 ゲームにはまれないことはつい先日ブログに書いたが、ここ1年半ほどは日本のドラマを見ている。ゲームはやり始めるときりがないが、ドラマは1週間に1回だし、つまらなければ見るのを途中でやめればいいだけの話だから、結構気軽に見られるのである。
 
 4月から始まった新ドラマで見ているのが、「ラスト・フレンズ」、「絶対彼氏」、「Around 40」、「ごくせん」の4つである。日本にいた時はドラマなんて女性が見るものとほとんど見たことはなかったが、ブラジルにいると日本のドラマを見るとなぜか心が落ち着く。僕と同じ日本人の価値観を持った登場人物が悩んだり、頑張ったりしているのを見て感情移入できるのがいいのだと思う。ブラジルのドラマは長いし、感情表現も大袈裟で、「わび、さび」といったものがないので本当に大味なのだ。
 
 一応現時点で各ドラマに関して批評していきたいと思う。
 
 「ラスト・フレンズ」。第1話を見た時点では、見続けるのをやめようかと思った。なぜなら、長澤まさみの恋人役が彼女を殴っている姿が痛ましく、見るに堪えなかったからである。でも、登場人物の間の友情がさわやかで、妙に日本人らしさを感じるし、宇多田ヒカルの歌がドラマにはまっていて、これからのドラマの展開に期待感がもてる気配がするので今のところ見ている。
 
 「絶対彼氏」。日本語の生徒が漫画を読んでいることを教えてくれたので原作が漫画であることを知った。もてない主人公の女の子が理想の彼氏として望んだ恋人が実はロボットで、そのロボットの純真な心に女の子が次第に惹かれていくというストーリー。設定はおもしろいけど、メッセージ性が少ないし、このドラマ自体の対象年齢は完全に女子中学生・高校生であり、中年の僕にはイマイチ。
 
 「Around40」。40歳直前の未婚の医師が仕事と結婚の間の揺れる心を同世代の仲間との交流を通じて描いている。現在は団塊の世代がちょうど30代半ばになってきていて、未婚の男性・女性も多い。世相も反映しており、僕自身もこの年代に当たることから、それぞれのキャラクターが発する意味深長な発言に共感することも多く、僕としては一番見がいがある作品である。筒井道隆を久しぶりに見て、ああまだ俳優として頑張っているんだと懐かしさを感じた。
 
 「ごくせん」。確かこれも原作は漫画だかアニメだと思う。確か1年近く前にアニメを見た気がする。主人公の女の子がヤクザ一家の娘で、高校教師として荒れた学校に派遣されてその生徒たちを引っ張っていく、涙ありのドタバタコメディー作品。初回視聴率は26%ということだが、僕にはなぜそんなに人気があるのかは理解できない。全部これから見るかどうか迷っている。
 
 もう少しすると月9の木村拓也主演の期待作のドラマが始まるようである。木村拓也の作品は「あすなろ白書」以来見ていないんだけど、そんなにいいのかなって思う。取りあえず、俳優として彼の演技が上手とは全く思えない。役柄に恵まれてきただけだと思う。でも、実は彼とは同い年。同い年なのにこうも立場が違うというのはなんだろうなと思う。
 
 ブラジルにいながら日本の小説も読めたら今度小説批評もしてみたいと思うが、それは相当先のことになりそうである。

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1 コメント

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Unknown (村上吉文)
2008-05-31 06:35:00
キムタクのって「Change!」ですよね。
第三回しか見ていないんですが、けっこう面白かったですよ。
エンターテイメント性も維持しつつ、かなり真面目な問題を扱っていて、おすすめです。
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