日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

使えるポルトガル語のダジャレ

2011年02月25日 14時14分16秒 | ポルトガル語

 

 僕は小学校3年の頃から友達の影響で結構ダジャレを言うようになった。ポルトガル語にはダジャレはないのかなとブラジルに来た当初は思っていたが、そんなことはない。

 

ブラジル人は基本的にはピアーダ(小噺)の方が好きだが、トロカジ―リョ(ダジャレ)も言わない事もない。

 

 今日、仕事上で市役所の方とお金を返してもらう手続きの件で電話したら、「実はお役所仕事のために、手続きに時間がかかっており、申し訳ない」と謝って来た。

 

 ポルトガル語ではお役所仕事・官僚主義をBurocracia(ブロクラシ―ア)と言う。しかし、彼は、そのお役所仕事はブラジルではBurrocracia(ブッホクラシ―ア)と揶揄されていると説明した。

 

 ポルトガル語で、Burro(ブッホ)とは馬鹿、またはロバという意味である。つまり、お役所仕事を馬鹿げたお役所仕事とひっかけており、その手続きの緩慢さと意味のなさに対する皮肉をこめている訳である。

 

 うーん。これは「使える」。これからブラジル人からウケを狙おうという時は、使ってみようと思う。

 

 ただ、こういうのは相手と場合を選んで使わないと、とんでもない失態を犯しかねない。慎重に使いたい。

 

 僕にこれを話してきた市役所の方は、かなりお偉いさんで、一見真面目そうな人だったので、ダジャレを言いそうな人ではなく、何か意外だった。ただ、仕事をする上で、こういうユーモア感覚を持って仕事をする姿勢は非常に大事だなと思う。

 

 もう1つ紹介したいダジャレはAborrecente(アボヘセンチ)である。この造語のオリジナルはAdolescente(アドレセンチ)で、若者・青年と言う意味である。この言葉にAborrecer(アボヘセール)といううんざりさせるという意味の言葉を加えたのである。

 

 つまり、Aborrecente(アボヘセンチ)は、若者達は授業中などにおしゃべりばかりして、場の雰囲気を壊し、大人達をうんざりさせるという習性を揶揄している。

 

 このダジャレは日本語の授業で既に実験済みで、一定の成果を上げている(ウケている)。しかし、まさに若者である日本語学習者と同年齢の世代を冷笑している訳で、彼らも苦笑いしかしておらず、下手に使うと反感を買ってしまう。

 

 Burrocracia(ブッホクラシ―ア)もAborrecente(アボヘセンチ)も、気をつけて使用して頂きたい。

 

 



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