27日、サンパウロモーターショーの一般公開が開始された。
3,4か月前から何となく車の雑誌を立ち読み出し、無趣味の僕が今唯一気になっているのが車の話題である。
記事によると、モーターショーには42の世界各国の自動車メーカーが450台のモデルを出展し、そのうちの180台が新モデルだと言う。
11月7日まで開催され、大人の入場料は40レアル(約2000円)。
今まで車に興味がなかったのでどうでも良かったが、新しいモデルが一度にそんなにたくさん生で見られるというのはすごい。
同人誌などアニメのイベントに行く人の気持ちが少し分かるような気がしてきた。
やっぱり無趣味は良くない。何かに関心を持ち、何らかの「オタク」になる必要はある。オタクになると、その記事や写真を読んでいるだけで、訳も分からず興奮し、幸せな気持ちになれるからである。
車の場合、ほとんどは手が届かない高額な車ばかりだけど、それに乗って運転している自分を想像することで幸せになれる。
アイドルを追っかけているオタクと全く同じ心理状態かと思う。手に届かない存在に対して、ひたすら憧れる。
すべて妄想である。
人は本当に馬鹿な動物で、妄想だけで幸せになれる。
ああ、サンパウロに住んでいたら、絶対にこのモーターショーに行っていた。うーん。残念。こんなことだったら、8月初めにサンパウロに行くんではなかった。
2年に1回開催されるそうだから、次回はあらかじめ計画を立てて行こう。
まあ、ポルトアレグレは地方都市に過ぎませんから、仕方ないですけど。
田舎者のひがみですね。