湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

◇ 梅は咲いたか?

2016年02月17日 23時14分49秒 | 庭の草木や生き物たち, etc.
庭にある梅「思いのまま」が咲き始めました。

今日(17日)の時点では、まだ蕾のものが多く、
開いているのはほんの少しです。


  「思いのまま」は名前の由来にあるように
  ひとつの木(枝)に白とピンクの花が勝手気ままに咲き乱れます。
  一輪の花の中に白とピンクの花びらが混在するときもあります。

例年どおりであれば、
満開になるのは3月に入ってからになると思います。

  ※1年前のブログ記事に満開のところを載せています。
    満開になった「思いのまま」と春の息吹_2015.3.8

庭にはもう一本梅の木があります。
こちらのほうは5分咲きといったところです。


  昔は、雅趣に富んだ幹模様をした白八重の枝垂れ梅もありましたが、
  寿命がきたのか、次第に衰えていき枯れてしまいました。


  庭の梅の花を見て、
  以前から行ってみようと思いながら一度も訪れたことがない
  梅林公園のことを思いだし、行ってみることにしました。

スーパーカブでほんの10分程度のところにありました。
初めて通る山裾の狭い道でしたが、
1本道だったので迷わずに着くことができました。

「谷尾崎梅林公園」の入口

  ※この道の先に梅林がありました。

入口を入って直ぐ左にあった紅梅が
「藤牡丹(フジボタン)」という品種でした。


  梅の木一本一本に、品種名が書かれた札が下がっていました。

入口から入った道路右側に並んでいた紅梅が
「浮牡丹(ウキボタン)」という品種でした。


  道路を進んでいくと左側に狭い駐車場があったので、
  そこに愛車スーパーカブを置き、
  梅林に入って行きました。

梅林に入って直ぐのところに碑が建っていました。

  ※碑に「宮本武蔵座禅石」と刻まれていますが、
    この碑の台座のことではありません。

  碑の後ろに説明文が刻まれた石板がありました。
  それによると、
  昔この辺り一帯には、熊本(肥後)藩主細川公の別邸として
  豪華な庭園が造られていたそうです。
  

以下は、梅林にあった梅の数々です。

  ※この他にも何種類かの梅(薩摩紅梅(サツマコウバイ)や
    緑萼梅(リョクガクバイ)など)がありましたが、
    デジカメの性能あるいは私の技量のせいできれいに撮れなかったので、
    載せていません。

「光源氏」

  ※品種名に惹かれてか?
    この木の下で若い女性が一人、さかんにシャッターを切っていました。

「紅鴬宿(ベニオウシュク)」


「南高梅(ナンコウウメ)」

  ※皆様ご存知の、梅生産量日本一の和歌山県を代表する品種で、
    この梅を使用した梅干しが最高級品といわれています。

「鴬宿(オウシュク)」

  ※これも少しピンボケしています。

「青軸梅(アオジクウメ)」

  ※背景にボンヤリと桃色に見えるのが「薩摩紅梅」だったかと ・・・

梅林の奥の斜面を少し登ったところに、
「宮本武蔵」さんが座禅をしたと伝えられる大石がありました。





説明文

  ※説明文の中にある「岩戸観音」は、
    宮本武蔵さんが兵法書「五輪書」を著したといわれる
    洞窟「霊厳洞(レイガンドウ)」内に安置されている観音様のことです。

     霊厳洞について昨年秋の拙ブログ記事に載せています。
     宮本武蔵が「五輪書」を著したと云われている洞窟「霊厳洞」_2015.11.8


谷尾崎梅林の梅も
その多くは未だチラホラとした咲き具合でした。

2月28日に「谷尾崎町梅まつり」が開催されるようで、
その頃には見頃になっているかもしれません。