昨日図書館へ返却した本の中に
「あのメニューが生まれた店」(*)というのがありました。
* : 著者 菊地武顕
発行所 株式会社平凡社
2013年11月13日 初版第1刷発行
※週刊文春で連載されていたものが
1冊の本になったもの。
この本には、
現在では良く知られている全国の名物料理やお菓子などについて、
それを考案した(初めて作って売り出した)店が数十店
紹介されていました。
◆クリームパン
「新宿中村屋」さんが発祥で、明治37年(1904年)発売開始。
ちなみに、日本で三大菓子パンといわれている
アンパン、ジャムパン、クリームパンのうち
他の二つについては木村屋さんが発祥とのことです。
アンパン:明治7年(1874年)発売開始
ジャムパン:明治33年(1900年)発売開始
クリームパンには切れ目がありグローブのような形をしています。
この本で知るまでは、あの形はアンパンやジャムパンと区別し易く
するためだと思っていました。
説明によると、中に空洞ができないための工夫だそうです。
何でも、
空洞があると、食べる人を損した気にさせる恐れがあるとのこと。
※私の場合、
シュークリームの中に大きな空洞があると損した気になります。
生ビールの泡が25%以上あると損した気になります。(←これは関係ないか)
◆コーヒー牛乳
JR東海道線平塚駅近くにある「守山乳業株式会社」さんが発祥で、
大正12年(1923年)発売開始。
始めの頃は「珈琲入守山牛乳」と呼ばれていたそうです。
コーヒー牛乳が生まれるに至った経緯については同社Webサイトにも詳しく載っています。
なお、2003年の厚生労働省省令で
牛乳100%の製品しか "牛乳" という表記を使用できなくなったので、
現在は 商品名としての "コーヒー牛乳" は存在しないことになります。
◆温泉まんじゅう
群馬県伊香保温泉(**)にある「勝月堂」さんが発祥で、
明治43年(1910年)に発売開始。
同社では「湯乃花まんじゅう」という商品名になっていますが、
この茶色の饅頭をお手本として、各地で温泉まんじゅうが生まれていったそうです。
この饅頭が生まれたいきさつとルーツが同社Webサイトにも書かれています。
** : 20代の頃の私は温泉巡りが好きでした。
昔ながらの湯治場の雰囲気を残すところも好きでしたので、
石段沿いに店が並ぶ風情に憧れて伊香保温泉にも行きました。
予約せずに行った一人旅の私に観光案内所が充てがったのは
割りと大きな旅館の窓もない布団部屋(?)でした。
そのときから、
伊香保温泉は私の好きな温泉地のリストから外されたままです。
(水を差してスミマセン)
前置きの紹介が長くなりましたが、タイトルの話に移ります。
この本には、
菓子・料理以外の食品についてもコラムで取り上げられていました。
嬉しいことに、私が住む熊本市島崎地区にある会社が載っていました。
元祖フリカケを作られている
「株式会社フタバ」さんです。
「御飯の友」という商品名のフリカケを製造・販売されています。
多くの方がスーパーなどで一度は見かけられたことがあるのではないでしょうか?
(子供の頃に食べられたことがあるかも)
※「御飯の友」は「全国ふりかけ協会」で
フリカケの元祖として認定されていますので、
発祥元としてのお墨付きです。
会社の外観です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/22/5142fbb466ae50d5b7f1736ed12d460c.jpg)
表札
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c8/a05e8d9459a1cc4db737e4432c8f750b.jpg)
周りはこのような環境です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/34/e526f92086a330c40e0c3a28a064ffd7.jpg)
賑やかな商店街を形成しているわけではありませんが
この辺りの店の多くは「島崎繁栄会」に加盟されています。
写真の左側に写っているオレンジ色っぽい建物は、
週に1回は買い物に行く「ロッキー」というスーパーマーケットです。
食糧事情が良くなかった昔は
八百屋の目立つところに「御飯の友」が陳列されていたと思いますが、
大型店舗に変わり商品が氾濫する今は、見つけるのに苦労するかもしれません。
こんど「ロッキー」に行ったときに探してみます。
冷たい遇いをされてなければよいのですが ・・・
- ご参考(日本食糧新聞の情報から) -
フリカケの市場規模(全国出荷額)
2005年度 354億円
2008年度 374億円
2011年度 385億円
2014年度 387億円 ← 2005年度に比べて約9%増
景気低迷の中にあって健闘しているそうです。
「あのメニューが生まれた店」(*)というのがありました。
* : 著者 菊地武顕
発行所 株式会社平凡社
2013年11月13日 初版第1刷発行
※週刊文春で連載されていたものが
1冊の本になったもの。
この本には、
現在では良く知られている全国の名物料理やお菓子などについて、
それを考案した(初めて作って売り出した)店が数十店
紹介されていました。
◆クリームパン
「新宿中村屋」さんが発祥で、明治37年(1904年)発売開始。
ちなみに、日本で三大菓子パンといわれている
アンパン、ジャムパン、クリームパンのうち
他の二つについては木村屋さんが発祥とのことです。
アンパン:明治7年(1874年)発売開始
ジャムパン:明治33年(1900年)発売開始
クリームパンには切れ目がありグローブのような形をしています。
この本で知るまでは、あの形はアンパンやジャムパンと区別し易く
するためだと思っていました。
説明によると、中に空洞ができないための工夫だそうです。
何でも、
空洞があると、食べる人を損した気にさせる恐れがあるとのこと。
※私の場合、
シュークリームの中に大きな空洞があると損した気になります。
生ビールの泡が25%以上あると損した気になります。(←これは関係ないか)
◆コーヒー牛乳
JR東海道線平塚駅近くにある「守山乳業株式会社」さんが発祥で、
大正12年(1923年)発売開始。
始めの頃は「珈琲入守山牛乳」と呼ばれていたそうです。
コーヒー牛乳が生まれるに至った経緯については同社Webサイトにも詳しく載っています。
なお、2003年の厚生労働省省令で
牛乳100%の製品しか "牛乳" という表記を使用できなくなったので、
現在は 商品名としての "コーヒー牛乳" は存在しないことになります。
◆温泉まんじゅう
群馬県伊香保温泉(**)にある「勝月堂」さんが発祥で、
明治43年(1910年)に発売開始。
同社では「湯乃花まんじゅう」という商品名になっていますが、
この茶色の饅頭をお手本として、各地で温泉まんじゅうが生まれていったそうです。
この饅頭が生まれたいきさつとルーツが同社Webサイトにも書かれています。
** : 20代の頃の私は温泉巡りが好きでした。
昔ながらの湯治場の雰囲気を残すところも好きでしたので、
石段沿いに店が並ぶ風情に憧れて伊香保温泉にも行きました。
予約せずに行った一人旅の私に観光案内所が充てがったのは
割りと大きな旅館の窓もない布団部屋(?)でした。
そのときから、
伊香保温泉は私の好きな温泉地のリストから外されたままです。
(水を差してスミマセン)
前置きの紹介が長くなりましたが、タイトルの話に移ります。
この本には、
菓子・料理以外の食品についてもコラムで取り上げられていました。
嬉しいことに、私が住む熊本市島崎地区にある会社が載っていました。
元祖フリカケを作られている
「株式会社フタバ」さんです。
「御飯の友」という商品名のフリカケを製造・販売されています。
多くの方がスーパーなどで一度は見かけられたことがあるのではないでしょうか?
(子供の頃に食べられたことがあるかも)
※「御飯の友」は「全国ふりかけ協会」で
フリカケの元祖として認定されていますので、
発祥元としてのお墨付きです。
会社の外観です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/22/5142fbb466ae50d5b7f1736ed12d460c.jpg)
表札
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c8/a05e8d9459a1cc4db737e4432c8f750b.jpg)
周りはこのような環境です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/34/e526f92086a330c40e0c3a28a064ffd7.jpg)
賑やかな商店街を形成しているわけではありませんが
この辺りの店の多くは「島崎繁栄会」に加盟されています。
写真の左側に写っているオレンジ色っぽい建物は、
週に1回は買い物に行く「ロッキー」というスーパーマーケットです。
食糧事情が良くなかった昔は
八百屋の目立つところに「御飯の友」が陳列されていたと思いますが、
大型店舗に変わり商品が氾濫する今は、見つけるのに苦労するかもしれません。
こんど「ロッキー」に行ったときに探してみます。
冷たい遇いをされてなければよいのですが ・・・
- ご参考(日本食糧新聞の情報から) -
フリカケの市場規模(全国出荷額)
2005年度 354億円
2008年度 374億円
2011年度 385億円
2014年度 387億円 ← 2005年度に比べて約9%増
景気低迷の中にあって健闘しているそうです。