湯原修一の歓喜悦慶と聊かの慷慨憂愁, etc.

いつとはなしに眠りにおち微風を禿頭に感じて目が覚める。
このような生活に変わったらブログが更新されないかもしれません。

♡ 節分の恵方巻

2015年02月03日 22時28分26秒 | 瓶覗色の思い[歓喜悦慶]
今日は節分です。

最近では恵方巻を食べることが全国的な慣わしとなってきていますが、
私が子供の頃は恵方巻(*)はなく、豆まきだけだったと記憶しています。

     * : 一部地域(関西)で行われていた太巻きを食べる習慣に目をつけて、
        セブン・イレブンさんが1990年代に「恵方巻」とネーミングして
        全国に売り始めたものだそうです。


[子供の頃の我が家の豆まき]

  父が
  キャラメル、チョコレート、キャンディーなどの菓子類と
  炒った大豆を8畳の部屋に適当に撒いておきます。

    小銭を入れたポチ袋もばら撒いてあったという記憶があります。

  父の合図のあと
  襖を開けて真っ暗な部屋に子供3人が四つん這いになって入り
  散在している菓子類を手探りで収穫します。

    頭をブツけてコブをつくらないよう、
    タオルで鉢巻をしてもらっていたと思います。

  あらたか獲り終わったら電灯が点けられて菓子とり合戦の終了です。

  探し切れなかった豆や菓子が部屋の隅などに残っており、それも収穫します。

  そして子供どうしで収穫を比べあいます。

  要領のいい(狡賢い)末っ子の私がいつも一番多く収穫していました。
 
    ルール違反だったかもしれませんが
    私は竹製の物差しを道具に使ったこともありました。
    (物差しを水平にして畳の表面をなぞるのです)

  ガメツイ私は分けてあげていませんでした(たぶん)。

  今思えば、姉と兄は真剣に集めることをせず、
  弟の私に譲っていたのかもしれません。

  懐かしい思い出です。


今年の恵方巻きは日勤だった私が買って帰る予定でしたが、
急遽、私が作ることになりました(私の希望で)。

巻き簾に海苔をのせて作り始めます。

  ※使っている米は「米の食味ランキング」で全国1位(最高得点)に選ばれたことがある
    熊本県産「森のくまさん」です。
    「米どころといえば東北」と思い込んでいる方は時代遅れですよ。(東北の方スミマセン) 
    
  焼き海苔より普通の黒い海苔のほうが好きなんですが、
  最近は置いてある店が少なくなりました。

巻き終わったものです。


  中にはカンパチ、タイ、ハイオ(**)、サーモン、エビ、青紫蘇、胡瓜が入っています。

     ** : 羽魚とも書いて熊本ではハイオと言います。
        マカジキ(真梶木)のことです。
        熊本の正月には欠かせない刺身用の魚です。

丸かぶりしやすいように半分に切りました。

  ※皿の右向こうにパックに入っているのは買ってきた母用の太巻きです(母は海鮮よりこちらが好き)。
    この太巻きには金箔片がまぶされていました(やり過ぎでは?)。



今年の歳徳神(としとくじん)さんがいらっしゃる方角は
「西南西やや西(255°)」となっています。

日本を中心においた世界地図では
さきごろ某氏が勇んで訪問されたエジプト、ヨルダン、イスラエルはこの方角になるかと思います。
本当に縁起が良い方角なんでしょうか。