顎骨腫瘍体験記

顎骨腫瘍という病気になった20代の女の子の治療日記です。
腫瘍摘出時に歯と顎を失いましたが、完治を目指し治療中です。

友達に感謝

2008-02-03 16:17:13 | Weblog
入院中は大学の友達だけではなく、なんと高校の友達、部活が一緒だった人など思いがけずにいろいろな人に会えて、すっごく嬉しかったです

入院した大学病院は、自分の家から近いだけで、交通の便も決してよくなく、不便なところにあります。
それにも関わらず、会いに来てくれた友達は一生ものだと感じました
東京の真ん中にある大学病院ですが、遠い人は横浜や川崎・大宮・浦和からも来てくれました。
友達の数は決して多くはありませんが、私にとっては十分過ぎます

入院する前は「なんで私ばっかこんな目に合わなきゃいけないの…?」とずっと思っていて、この病気がわかって以来、幸せそうに笑っている人を見て、イヤな気持ちになったり、周りの人たちの言葉を偽善に思ったり、どうせ私の気持ちなんか…って思ったり、イヤな自分をたくさん感じました

でも手術の前日に大学の友達が、クラスで書いた色紙を持って来てくれました
こんなのを知らないうちに用意してくれてたんだと思うと本当に嬉しくて、手術前日の夜中に何度も何度も読み返しては泣いていました
1人1人のメッセージが胸に響き、ずっと応援してくれていることを知り、こんな友達を持てて、私は幸せものだと思いました

入院中も卒研の追い込みの時期にも関わらず、大学の違う友達が来てくれて、授業のプリントを持ってきてくれたりと本当に感謝しています。

友達が来てくれるっていうだけでも十分なのに、みんな必ず何かしら持ってきてくれて、なんだか申し訳なかったです
しかもそれがお花やお守り、クッション、ひざ掛け、雑誌や本など食べられない私を気遣ってくれているんだと思うと、余計に嬉しかったですきっと何を持っていくかを考えるのが大変だっただろうな

本当に入院前に考えていたことがバカらしいし、むしろすごく恥ずかしかったです
結局はみんながいなければ今の私はいないし、立ち直れていないと思います

これから先もイヤな自分を感じることはあると思いますが、周りの人への感謝の気持ちだけは忘れずにいたいです