奈良・佛教大学通信 奈良!奈良!いつもは京都

奈良大通信卒業後佛教大通信へ。日本史を学ぶOLD大学生の記録です。

若草山の一人歩き

2017-06-20 00:20:06 | 日記

若草山のこと。前回のブログ記事にも書きましたが、若草山に来たのはこれが初めてではありません。0歳児の頃父母に連れられて来たようです。その時、草の上に私を置いていたら、斜面だったためコロコロと転がっていったと聞きました。まさか、こんな上からではなかったでしょうが、その両親もすでに他界しており、確かめようもありません。

私も父になり子どもたちも一応独立して旅立っていったことを思えば、コロコロ転がっていった挿話など、幾世代も前のことなのだと思えます。
今、一人で斜面を登ってながめると、大仏殿の屋根や奈良の街が見えます。
しかし、眼下の建物群からは、沖縄民謡のような宴会音楽が結構な音量で流れてきます。かつてはここまでバスが来ていたそうなので、父母と来たころはもっとにぎやかだったのでしょう。


救いは下界と違って穏やかな鹿神さまたちでした。ここではベンチに座りながら、ゆっくり鹿せんべいを食べさせることができます。やはり山の手の鹿神さまは、下界の (下々の、東大寺参道の) 精力あふれる鹿神さまとは違うのですね。



二月堂から歩いて行けるこのエリア、少し時間があれば訪れてみてはいかがでしょう。


史料学概論試験と奈良散歩

2017-06-17 21:34:42 | 奈良大 史料学概論
今年度初の科目試験、昨年より記憶の再現力が低下しているように思われ、直前まで悪あがきをしていました。結果は1カ月後。
前日奈良入り。夕暮れ近い興福寺周辺

試験後、時間があったので、般若寺と若草山に行って来ました。般若寺は夏咲きのコスモス、若草山は品の良い鹿神さまで有名。久々にのんびりしたようです。








近鉄奈良駅から徒歩1分、長田屋の濃厚煮干し中華そばは絶品でした。小西町。


試験準備でいつも思うこと 雑感

2017-06-03 11:36:26 | 奈良大 レポート・科目修得試験雑感

 試験答案を推敲しています。

 これまでの試験結果をふりかえってみれば、点数が伸びなかったものは題意に的確に答えていなかった答案で、当たり前といえば当たり前のこと。余分なことを書いて趣旨不鮮明にしたこともあった。

 答案の書き方とすれば、題意に対しこれを述べる(論ずる)と冒頭で宣言してはじめるのが基本パターンなのだろう。特に「論ぜよ」とあるものについては、事実を述べ、検証を書き、「と考えられる」などの形で締めくくるようにもっていく。論ぜよと言われても、自論を展開するような(それをすれば檄文である)学識などないので、テキストの論を肯定するようにまとめている。が、その割には論を展開して締めなければならないので、答案作成過程で自分の言葉、書き方になっていく。

 答案を推敲しながら何度か繰り返すうちに、難解な漢字や用語にも慣れてくる。ぼんやりしていたテキストの記述の意味が分かったりもする。毎度苦労する暗記のための下地もそれなりにできてくる。10問の答案を最初に作った段階では、これは誰が覚えるのかと天を仰ぐのだが、信じて作業するしかない。結構孤独な作業である。試験が終われば解放感が味わえるので、それまでの我慢である。

 それにしても、試験など受けずにもっと興味を深めようなどどブログで言っていたのはどの口であろうか。この口である。試験を受けた後でも興味は深められるのである。雑感終わり。

 積み重ねが美しい松本城 はいはいわかっております